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固定電話がなくなる?

18歳の時、静岡で一人暮らしを始めた頃、アパートに固定電話をひく際、電話加入権料なるものを支払いました。
「7万2千円」と値段までしっかり憶えています。
目に見えない物に支払う金額の高さに驚いた初めての体験だったからかもしれません。
 
電話加入権は上京してからも使い続けました。
お金に困っていた時、電話加入権をNTTに返却しようと問い合わせたことがあります。
電話加入権は返金する制度がないことを知り、がっかりしました。
ポストに入っていた「電話加入権料高価買取」のチラシを見かけ、迷ったなぁ。
売らなかったけれど。
 
携帯電話を使うようになり、固定電話は、ネット回線のみを利用するようになります。
おそらく2000年前後かと。
その後(今、調べたら2005年)、電話加入権料は3万6千円にまで減額されたとうかがいます。
全国に電話線を網羅するための料金でもあったので、その頃には離島も含め、全国に電話線が網羅されたのでしょう。
 
安八町に移住してから、固定電話を利用することは、ほとんどありません。
4年ほど前、ファックス兼用電話機が故障した時のこと。
既に原稿も校正もメールのやりとりで、
ファックスなんて何年も利用しておらず、
母も姉も使用していないと聞き、シンプルな電話機のみを購入しました。
 
その後、町議会議員に就任します。
今度は、ファックスが多い。
スマホに届くファックスサービス会社と契約したものの、
販促メールと間違えて見逃したり、届かなかったり(クレジットカードの変更届を出さなかったんですよね)を何度も繰り返し、
結局、再度、ファックスを購入しました。
歳のせいか、紙で確認すると安心するんですよね。
 
昨日、常備していたつもりのインクリボンが切れていました。
いつもならネットでポチッですが、急ぎの案件が書かれているファックスがあり、久しぶりに電気量販店に伺ったのです。
大きな店舗にも関わらず、固定電話は端っこの小さなスペースのみ。
時代の流れを感じました。
来年には、従来の固定電話サービスは終わるらしい。
 
海外で携帯電話を落としたことがあり、固定電話レンタル屋(公衆電話みたいな物)を利用したなぁ。

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