シルバーアロワナが亀になった理由
先月オープンしたDMMかりゆし水族館の古代魚シルバーアロワナの水槽前で、ぼーっと眺めておりました。
下あごがせり出したようになっている口を大きく開ける姿が好きなんですよね。
静岡で過ごした学生時代、シルバーアロワナを飼ったことがあります。
すぐ大きくなるので、アルバイト代をはたいて、大きな水槽を購入し、水温を調節するサーモスタットも導入しました。
部屋の電気を消し、水槽の電気だけにして、80年代の音楽を流す時間が好きでした。
実家に帰る際は、後輩が餌やりなどの面倒を見ていてくれたのです。
ある冬、静岡のアパートに戻るとシルバーアロワナが浮いていました。
死んでいたのです。
その直後、血相を変えた後輩が飛び込んできて、土下座していました。
どうやらサーモスタットのスイッチを切ってしまい、ヒーターだけをつけていたらしい。
どんどん水温が上がってしまったのでしょう。
僕の説明不足と寒い予防だったのでという後輩の優しさからの間違いなので仕方がありません。
アロワナには申し訳ないけれど。
その後、熱帯魚は飼わず、水槽には、もらった亀を飼い、卒業して上京する際、安八町で母に預けました。
甲羅干しさせている間に行方不明になったそうです。
母子戦争になりましたが、これまた仕方がないんですよね。
人にまかせるということは、そういう可能性があり、その覚悟も必要なのだと思いました。
また熱帯魚でも……いやいや、ヤギで精一杯です。
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