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通訳機の返答に涙?

AI通訳機は日々、進化していることは間違いありません。
ただ、どこかで後ろめたい。
そう思うんだったら、もっと語学を学んだら?と自問自答しています。
 
後ろめたいのは7か国語を操るトルコ人とモンゴルに行ったことが記憶から離れないからでしょう。
彼曰く、外国語を2つマスターすれば、習得のコツがつかめ、
3つマスターすると習得のスピードは加速するとおっしゃっていました。
彼には説得力があったのです。
約1週間のモンゴル滞在期間中に、モンゴル語を使い始めていたのですから。
ウランバートルの町でモンゴル人女性に声をかけ、お茶に誘っていたのです。
トルコ人って、ナンパしても健康的な感じがするから不思議だよなぁ。
イタリア人もね。
人見知りの僕からすると、健康的だろうが何だろうが信じられないけど。
 
それはともかく、彼は行きの飛行機の中も夜、ホテルに戻っても、時間を見つけてはモンゴル語の猛勉強をしていたけれど、それだけで日常会話ができてしまうことが信じられませんでした。
「通訳を通すと熱量が下がるし、じれったいでしょ?
そして何より通じると嬉しいよ」
 彼が勉強する後ろでぬるいビールをすすりながら、モンゴルのテレビ番組を眺めていた僕はソファの上で正座したことを憶えています。
 
その影響もあり、僕もセカイサンポに出掛ける前、語学専門の出版社の協力の元、英語を学んだこともあるのですが、
僕の努力不足で、結局、身につきませんでした。
「うちの教材がダメみたいじゃないですか!」
 プロジェクトチームのリーダーは冗談っぽく言っていましたが、目は笑ってなかったなぁ。
「通訳機が進歩するから大丈夫じゃないですかねぇ」
 強がって言うと
「そんなことを外で言ったら営業妨害ですからね!」
って叱られたなぁ。
 
昨日、議員の先輩(僕と同じ一期目なのですが人生の大先輩なので)から通訳アプリを教えていただきました。
日本語で話すと即座に英語で言ってくれます。
英語から日本語も試してくださいました。
「Mr.Ishihara is a wonderful travel writer」
 海外在住経験のある先輩は、キレイな英語で話し、やはり即座に通訳してくれます。
「イシハラサン ハ ヒドイ リョコウサッカ デス」
 と。
本当にそう言ったのです。
涙が出るほど笑いました。
AI通訳機はウソも見抜くようです。

あぁ、ヤギ語が話せたらなぁ。

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