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プロと中級の違い?

パートナーは「プロ級」、僕は「中級」。
渋谷パルコにて行われている「キボリノコンノ クイズ型展覧会」にて受けた認定です。
 
木彫り作家「キボリノコンノ」さん。
生卵、アーモンド、ヨックモックなど、なじみ深い日常の食べ物を木工でリアルに創ることで知られています。
 
展覧会では彼の木彫り作品と本物が一緒に並べられ、
それぞれに番号がふられ、
木彫りの作品だと思った番号を紙に書き記しながら進んでいきます。
 
柿の種とピーナッツのかけらが並び、どちらが作品かを選ぶところからスタート。
「どっちだ?う~ん、こっちかな」と作品に顔を近づけ、
柿の種をここまで眺めたことないなぁと笑い合います。
 
次第に難易度は増していきます。
チョコレートが並ぶ箱の中に一つだけが木彫り作品が紛れている番号を選ぶあたりから、
「わからん」とぼやき、
きのこの山とたけのこの里がずらりと飾られ、そこから一つずつ選ぶ、
50並んだ煮干しの中から木彫り作品を一つ探す場所では無言になっていました。

こうして最後まで進むと、スタッフが丸つけ、正解を記載後、認定書をいただくのです。
 
「面白かったぁ。でも集中し過ぎて頭がクラクラする」
会場を出た後、満足気な彼女でしたが疲れ切っていました。
アパレルショップを散策する予定を変更し、カフェバーで休むことに。
 
クラフトビールをすすりながら、ぼーっとしている彼女を見ていたら、
日々の取り組み方の違いを考えてしまいました。
 
彼女は、何をするにも手を抜かず、一つずつ結果を出して進み、
一方の僕は、とりあえず何でも手を出して途半端なまま。
それが「プロ」と「中級」と結果として出てしまっているのかなぁと思ってしまったのです。
「そんな大げさな」と彼女の言葉を期待していたのですが、
残念ながら、返ってきた言葉は「そうかもね」。
とほほ。
 
「そろそろ趣味でも持とうかなぁ」
 とつぶやく彼女の横で僕は落ち込んでおりました。
 
それにしても木を透明にする技術には驚かされます。

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