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米米クラブと渚園

 母が観ていた歌番組(うたコン(NHK))に米米CLUBが出演していました。
デビュー35周年のインタビューの途中で昔のライブシーンが流れます。

学生時代、イベンター会社でアルバイトをしていた頃、当時、住んでいた静岡の会館に米米クラブが来ることを楽しみにしていました。
エンターテイメント性の高いステージにコミックバンド的な要素が加わった大好きなバンドです。
聖飢魔Ⅱやアルフィーと同じくらいセットが大掛かりなので搬入は大変だったんですけどね。
 
「うわっ!5台(11トン車)もある!!」
 とおののきながら、舞台監督や照明、音響スタッフの言われるまま、走り回り、
夕方になると服を着替え、
お客様を入れる準備をして開場、
客入れが終わると館内に移り、警備に入る頃には、ぐったり。
 
しかし、場内の照明が消え、観客が総立ちになり、ステージに明かりが灯った時の興奮度がマックスになる瞬間を味わうと疲れが吹っ飛びます。
単なる一警備員ですが幸せな時間で、
お金をもらいながら、コンサートも味わうことができる(耳だけですけどね。時に舞台転換役になるとラッキーです)最高のアルバイトでした。
 
テレビでは、米米CLUBのメドレーが流れ始めます。
「FUNK FUJIYAMA」から。
 
1990年の浜松の渚園での野外ライブを思い出しました。
4年ほど前、ONE OK ROCKが、サザンオールスターズ以来、約18年ぶりにライブをして11万人動員した場所です。
 
1990年、僕も含め、バイト仲間で約1週間泊まり込みました。
8月の炎天下の中、ポリバケツに作られたポカリスエットを柄杓で飲みながら、
イントレなどを延々と運んで舞台を作り、客席を養生するなど気が遠くなるような作業の連続。
それでも出来上がっていく光景は、今も映像として記憶に残っています。

当日もトラブルの連続でしたが、
入ったお客さんの光景も忘れられません。
そして、米米CLUBが登場し、「FUNK FUJIYAMA」が流れ始めた瞬間、
つくづく参加してよかったなぁと思いました。
 
我が家では歌番組が流れると、いつも母が口ずさむのですが、昨晩は僕が口ずさんでおりました。

写真は弁天島近くの浜名湖サービスエリア。
三ケ日みかんパンが大好きです。

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