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眉毛の手入れなんてしてられるか……とは言えませんでした。

「鏡を見ない」と綴った文章を読んだ女性から叱られたことがあります。
「気づかないうちに清潔感がなくなっていくんだって。
歳を経れば経るほど大事なんだから。
ほら、鏡見てないから、こうやって眉毛が一本だけ伸びていても気づかないでしょ?」
 と僕の濃い眉毛を指摘されました。
 
安八町のふるさと寄附金返礼品(まつ毛のエクステが商品で、全国でも珍しい)でもお世話になっている馴染みの美容室でカット予約を入れようとしたら年内の空きがありません。
旅先で、ふらっと美容室に入るのも好きなので問題ないのですが、
その際、
「イシコさん、お試しで眉毛パーマやってみない?」
 と言われ、ふと以前、眉毛を指摘されたことを思い出し、興味が沸いたのです。
 
そこで昨日は、カットではなく眉毛手入れで美容室へ。
入店すると、いつもと違う美容の専門部屋に通されます。
ここで、ネイルサロンやまつ毛のエクステ、コルギ(顔の骨に負荷をかけてマッサージする民間療法)などが行われるらしい。
高級リクライニングシートに横になり、180度フラットに。
既に、メチャクチャ気持ちいい。
 
「眉毛の周りをワックスで脱毛しましょうか?」
 施術する女性がおっしゃいました。
僕は眉の毛が多く、目との間にも毛が生えまくり。
そういえば美容室ではなく、理容室に行く場合、顔剃りついでに、眉の下も剃ってくださっています。
 
しかし、「ワックス脱毛」と聞いて、学生時代を思い出しました。
毛深さに悩んでいた友人がアパートでワックス脱毛をしていたのです。
いつも、しかめっ面しながら。
一度、僕も体験させてもらったのですが、痛いこと、痛いこと。
 
「痛くないですか?」
 当時を思い出しながら聞くと、「一瞬、痛いです」とのこと。
女性は日常的に毛抜きの手入れで「チクッ」という痛さに慣れているのに対し、
僕のような男性は慣れておらず、しかも、毛が太く、しっかり根を張っているので余計、痛く感じるらしい。
歯医者で、すぐ手を上げるほど、痛みに弱い僕は断念して剃っていただくことに。
 
こうして施術に……ZZZ。
爆睡です。
人に眉毛を触ってもらうって気持ちいいんですね。
あっという間の1時間半。
ちなみに根元を立てて、端を外に流すのが今の眉毛の流行りらしい。
 
写真はリトアニアの美容室にて。
言葉がわからないまま、うなずいているうちに眉毛の脱色もされちゃったんだよなぁ。
後から入って来たカメラマンが大笑いしながら撮ってくれました。

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