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和紅茶の静かなブーム

 考えてみれば、日本以外のほとんどの国は、お茶といえば紅茶。
そして戦前まで日本の紅茶輸出量は世界一だったのだとか。

和紅茶が静かなブーム。
理由はウクライナ侵攻以降、茶葉の輸入量が不安定で日本産が注目され始めたこと、
温暖化の影響で、地紅茶の生産地域の緯度が上がり、今まで富山辺りまでだったのが、現在、北海道まで上がってきていることなどが絡み合っているらしい。
ちなみに和紅茶と地紅茶は、ニュアンスは違いますが、ほぼ同じ意味で、
和食、日本食、日本料理といった感じ。

昨晩、日本を代表するディーブレンダー熊崎俊太郎さんと
彼のブレンド商品をプロデュースする渡部さんと紅茶の未来をうかがいながら、様々な可能性を語り合っていました。

セカイサンポの際、彼がブレンドした高級ティーパックを餞別にいただき、トランクに忍ばせ、様々な国の水で味わっていました。
僕の鈍感な嗅覚と味覚では何のお役にも立てなかったけれど。

漫画「紅茶王子」のモデルとして注目された頃に出会った熊崎さんも、王子から紳士になられ、益々のご活躍。

12月2日(土)、3日(日)
「全国地紅茶サミットinぎふ」@うかいミュージアム
 が開催されます。
全国14府県の地紅茶が集まり、岐阜県内からも7つの地紅茶が集まり、
フリーテイスティング、熊崎さんの基調講演やワークショップなど盛りだくさん。
熊崎さんの見識の広さは幅が広く、僕にもわかるようなたとえ話が絶妙で、どんどん聞き入ってしまいます。

こうして、昨晩は、奥深い紅茶の世界の話をうかがい、長浜港近くのリゾートホテル「北ビワコホテル グラッツェ」に泊めていただきました。
ここのアフタヌーンティーでは熊崎ブレンドを飲むことができるのです。
琵琶湖を眺めながら。

先ほど、「昨日のお酒が抜けますように」と、メチャクチャ忙しいのに熊崎さんが淹れてくださいました。
ホント優しいんだよなぁ。

さぁて、これから熊崎さんと渡部さんに岐阜の地紅茶巡りに連れて行っていただきます……って、安八町にも近い池田町、揖斐川町じゃないですか。

来年は、彼らの紅茶旅に同行させてもらい、和紅茶のさらなる可能性を探りたいなぁと思っています。

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