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近鉄バッファローズと1リーグ制に揺れた2004年

日本シリーズで26年ぶりに優勝したオリックス。
26年前はオリックスブルーウェーブなので、オリックスバッファローズとしては初優勝とおっしゃる方もいらっしゃいます。
近鉄バッファローズは一度もなかったので。
 
昨日、朝の連ドラ「舞い上がれ」で、お好み焼き屋「うめづ」の主人が読んでいた新聞に近鉄バッファローズがなくなる記事が掲載されていました。
プロ野球再編問題があった2004年が頭を過ります。
 
オリックスと近鉄の合併構想が表面化し、
福岡ダイエーホークスの親会社ダイエーの経営危機、
西武ライオンズの親会社西武鉄道グループの不正経理などから、
1リーグ制への流れができつつあった時でした。
 
この動きに日本プロ野球選手会と野球ファンは猛反発し、
政界や経済界も巻き込む大騒ぎになっていきます。
 
当時、僕は六本木に事務所を借りていました。
といっても僕の小さな会社としては大き過ぎるので知人友人3つの会社で。
 
「ダイゴ(一緒に借りていた会社の代表)がさぁ、プロ野球のことやるみたい。私、野球のルールも知らないのよねぇ」
 ある日、3つの会社ともお世話になっていたスーパー社員のちかちゃんが、ぼやいたことを憶えています。
どうやら古田選手会長率いるプロ野球選手会側として、サポートすることになったらしい。
それから人の出入りが一気に多くなったような気が……あやふやです。
僕は、ほとんど事務所にいなかったので。
 
ただ、早朝に到着した成田空港から郵便物を取りに事務所へ立ち寄った際、雄叫びを上げたことがありました。
事務所の床に、たくさんの人が寝転がり、しかもうつ伏せだったので驚いたのです。
手伝っている大学生たちでした。
その奥で、ちかちゃんがパソコンに向かっていた姿は忘れられません。
 
プロ野球選手会側の弁護士は、ホワイトマンでもお世話になっていたホワイトマンネーム「ロイヤン」が担当していると聞いた時は笑いました。
いつもキャリーバッグを引いている姿がマスコミで話題になり、
「謎の弁護士」として、ニュースだかワイドショーでも取り上げられたくらい。
ロイヤンによれば中身はプリンターだったらしい。
 
「オーナーたちは、日によって言うことがコロコロ変わるから、会議の席で、そのままプリントアウトして書面にしてしまわないと」
 とのこと。
 
僕は全く関わっていないので、結末は知りません。
でも、今、2リーグ制が継続されているんだもんなぁ……と当時の話を思い出しながら、ニヤニヤしていました。
 
写真は、楽天生命パーク宮城にて。
今シーズンは、プロ野球の試合観戦に一度も行かなかったなぁ。

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