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50代は悩み頃?

ある会食で一緒になったキャリアコンサルタントから、50代は、「未来」を考える時期だとうかがいました。
たとえば、サラリーマンの場合、50代にもなると、残り10年での会社の立ち位置が見えることがあり、
それが原因で、日々が楽しくなくなっていくこともあるらしい。
 
一方、50代で、老後を見据えて、まったく新しいことを始める方の話も耳にします。
「やめときなよ」
 周囲から反対されることも多いのだとか。
でも、僕は、そんな方々こそ応援したい。
 
そういえば、西アフリカで出会った飯田さんは、50歳までチェーン店の美容室の経営者でした。
「50歳になったら好きなことをする!」
 と家族に宣言します。
そして、50歳になった時、宣言通り社長を辞めて、美容師の奥さまに経営を任せました。
 
JICAに登録し、西アフリカへ派遣されます。
このあたりの公用語のフランス語が全くできないにも関わらず。
言いつけられたのは、髪を切る仕事ではなく、井戸掘り。
まだまだインフラが未整備で、子どもたちが2時間かけて水汲みに出掛けていくそうです。
飯田さんは人の役に立つ喜びにハマっていきました。
 
結局、飯田さんは2年間でフランス語を習得することができませんでした。
悔しくなり、フランス語ができるようになるまで、日本に帰らないと、そのまま住むことにします。
 
居酒屋を開業して失敗し、
孤児院を造って国の混乱で取り上げられと、
決して順調ではないけれど、いつも楽しそうなんですよね。
自分で人生を選択しているからなのでしょう。
 
ずっと、変わらないことは、居心地いいけれど、
時に臆病になってしまい、
年齢などを言い訳に、様々なことへの挑戦が億劫になります。
 
だからこそ、僕は、自分で選択して仕事を辞めた人には
「新しい出発ですね。おめでとうございます」
 と声をかけたい。
 
このところ周囲で、様々な理由で仕事を辞めた人の話を耳にすることが多いので、ふと考えた朝です。
 
写真のように、悩んだら、踊っちゃえって空気が好きなんだよなぁ。

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