『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(岩田松雄)ブックレビュー

昨年読書&レビューを目標に、マーケティング、自己研鑽、育児、プレゼン&話し方などの本を読んだ。その中で、会社における重要なことはやはり人材育成であり、人とのかかわり方やコミュニケーションの方法だなと感じることが多々あった。そんな折、オリラジの『あっちゃん』こと中田敦彦さんのYOUTUBE大学にて紹介されていたこの本を知った。岩田松雄さん。株式会社アトラスやTHE BODY SHOP、さらにはスターバックスの社長を務めたお方だ。スターバックスについては、もともと『接客マニュアルがない』中でもクオリティの高い接客を醸成し、ファンを増やしていっていることで有名であり、関連の本を読んでみたいと思っていた。
そんな岩田さんが語った一節が―――

「誰でも頑張ればリーダーになれるし、社長にもなれる」(P7)。


曰く、社長に必要なのはカリスマ性でも発信力でもなく、『人間力』『人徳』なのだと。この本では、では人徳とは何かが語られる。印象に残った行いや心がけを抜粋していく。

強い愛社精神や誇り、人一倍の努力。部下を信じ仕事をゆだね、自ら責任を取る姿勢が重要(P39)
部下の話はメモを取りながら聞く。そのこと自体がコミュニケーションとなる。(P71)
自身の意見を言う前に、部下から意見を聞く(P82)
大事なことは何度も言っていい。本心であることが伝わるし、その時々で相手のとらえ方も変わるため(P99)
プライドを傷つけないしかり方や、褒めてから要望と伝える習慣を身に着けるべし(P103)
仕事を依頼するときは、内容自体だけでなく全体における意義を伝える(P130)
出世させる人材はトップからのメッセージなので慎重に(P137)
仕事ぶりを見るときはプロセスを意識(P147)
ケインズが「『to do good』よりも『to be good』が重要」といったように、人として正しくあることが大切(P152)
前向きなチャレンジは、迷ったときはやってみる(P174)
自分は未完だと認識し、努力を続けることで人が自然についてくる(P260)
黒澤明監督がこれまでで最もよかった作品を聞かれ「NEXT!」と答えたように、常に高い目標と向上心を持て(P262)

そしてこの本の中で最も凝縮されていた一節はそのまま抜粋。

人間としての徳をどう高めていくか、ということ。その努力を常にできるか。自分のためでなく、他社や社会に目を向けることができるか、ということです。
だからこそ、人を治める前に、自分を治めることが必要になります。
自分を高めようと努力し、自分を修めようとしている人は、自慢話などしないものです。人の悪口を言ったりしない。権力を手に入れても、誘惑に心を動かされることはないし、不機嫌だからと部下に当たったりもしない。自分のことはいいから、と誰かを気遣う。いつも社会に、弱者に、相手に目を向けている。

これこそキラーセンテンスでした。
ちょうど、今年の目標は『“本物”の人間を目指す』としていた私。人間力を磨き、人として成長していきたいと思う。


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