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2 . 内と外

おはようございます。
もうすっかり春の匂いがすると思ったら
こちらでは雪が降りました。

よかったら隣に座って、
この前のお話しの続きをさせてください。


幼少期、
家の軒先では駄菓子屋(店番は小学生に上がった兄弟たちから順に。)を営み、
裏口には自動販売機が3つ。
母は、本業の居酒屋を経営しながら
その上階にある下宿と、そこから少し離れたアパートで食事を作り
昼はコンビニや弁当屋のパートをこなし
翌朝は早朝から新聞配達。
と言う過酷な日々を過ごしていました。
思い出せる仕事だけでこの量…。

母はどんなに忙しくても、泣いて帰れば一度手を止め抱きしめてくれる、愛情の塊のような人で
私たちがすることや、思いつくこと、
作り出す物に心から感動し、褒めてくれました。

小学校に上がった頃に
周りの子の家よりうちは貧乏だということを
いろんな形で思い知らされました。
私の持ち物にはほとんど上の兄弟の名前が書かれていたし、友達の家にお邪魔する機会が増えたというのもあります。

習い事も軽い気持ちでは始められないので
身につけたい知識や技術を習得するには…。と
そればっかり考えていました。

そして、子供ながらに辿り着いた答えは2つ。

①「頭がいい人や上手な人、憧れの人を見つけて
よく観察し、精巧に真似ること。」

いいなと思う身のこなしや言葉遣い、ペンを握る手の形、文字の形、声の出し方まで。
お手本を近くに見つけてその人のレベルまで
まずもっていく。
ただ真似をするのではなく
100%に近い形で真似をしていくのです。
歌で言うとブレスの位置、発音、ピッチ
拍の取り方、ビブラートの位置、表情、姿勢、アドリブの癖など。

②「時間を無駄にせず、授業中は眠らないこと。」
習い事をしている子たちと
同等またはそれより上のレベルのことを
自分の力で学び、習得していくためです。
どのようにして習得するのか
どうしたらはやく覚えられるのか
どうしたら記憶に残して置けるのか。
家で学校の勉強をしている時間はないから
学校にいる間に全部理解してしまえばいいや!
という単純な思考回路。
宿題などはガン無視でした笑

高校までずっとこのスタイルで、
家に勉強道具を持ち帰ったこともなければ
ペンを握ることさえなかったけれど、
成績は常に上位5%をキープしていました。

そうやって小さい頃から
自分のなりたい方向に向かって進んで来た結果
今の私があるようです。
人には何を考えているかわからないと
よく言われますが、
私の脳内はいつでも目まぐるしく思考が飛び交っている…が故にわかる人がいたら怖いのです。
そして私の思考のほとんどは、側から見ると無駄な思考に該当してしまうので、知らなくてもいいのです。(プッチンプリンのおいしさについてとかね)

題名にある、内と外は
自分の内側と外側、家とそれ以外、思考と行動
いろんな意味を持ち合わせています。
外側だけをみて知っているつもりでいては
いけません。それは結局無知です。
物事には必ず見えていない面があるということを覚えておくと、誰かに負の感情を持つことも防げますし、自分を深めることができます。
社会情勢もわかってくることでしょう。

なんだか難しい話をしてしまいました。
私の話はこれで一旦おわりです。

よかったら今度は
あなたの話も聞かせてください。
最後まで聴いてくれてありがとう。

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