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スペイン旅で思うこと。②

②ここでは、
どんな所でどんな料理を作りたいのか?

について書こうと思います。

数年前まで、
都内でレストランを開くことを夢描いていましたが、
本当に今、自分が作りたい料理や環境が果たして、
都内でやるべきことなのか?
そもそも、レストランがやりたいのか?
という点についても疑問に思うようになりました。

今回の旅で、
アルベルゲといって、巡礼者が用いる簡易宿泊所に毎晩寝泊まりをしているのですが、
このアルベルゲが本当に面白い!!

目的は、
巡礼者に雨風を凌ぐ場所を手頃な値段で提供する、

なのですが、
営業スタイルが千差万別で、

スマートに
ベットとお手洗いとシャワールームだけの所が
あれば、

昔ながらに、
代金は寄付のみで受け付けるところや、

その土地を知ってもらうために、
食事を提供するところもある!
(しかも、自分で養鶏してる!)

改めて気付かされたのは、

彼らの目的は皆同じだけれども
スタイルは自由で良いという事。

気づかない間に、
僕は食を通して人を幸せにするには
レストランしかないと思っていたが、
実は、レストランでなくても食を通して人を幸せにすることはできるという事。

今、頭に浮かぶのは、
ヤギと鶏を飼って、
ヤギからはミルクを、
鶏からは卵とお肉を、
野菜も作り、必要な材料は知り合いから仕入れて料理をする。

その食材で、
料理をして人を招き料理をする

それが人の癒しになるのであれば、
きっとこれ以上に幸せと感じる事はないと思う。

スペイン旅をする中で、
自分の中にあるものが変化していくのがとても面白い。

この異国の地で、
違う価値観を多く体感して、感じる感覚を今まで持ってきた感覚と合わせて化学反応させて、

常識に惑わされず、
自分が素直に感じる事を見逃さずに向き合いたいと思います。

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