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コロナ禍のひきこもり支援現場にて:突然死

僕の訪問支援をしている若者(ひきこもり)の一人が、このほど突然、亡くなったという知らせを受けました。

くも膜下出血ということです。

その方は40代で、僕が訪問してもなかなか顔を合わせられない人でしたが、最近はご家族の理解も進み、なんとかなればという期待も抱いていた矢先のことでした。

深くお悔やみを申し上げます。支援がまにあわなくて、残念でなりません。

ひきこもりの長期化にともない、当事者やご家族の高齢化も著しく進行しています。特に先月半ばからは昼夜の寒暖差で健康状態を崩す人も増え、現場はとてもたいへんな状態です。今月に入ってから、内臓をいためて入院する人、仕事の打ち切りが決まる人、オンラインの詐欺の被害を受けて全財産を失った人、自律神経失調症状態に陥って無気力になったり昼夜逆転する人、不安定化する人が多発しています。

もちろん、仕事を始めたり、パートナーとの新生活を始めようとしたり、一人暮らしを始めたり、元気になる人もけっこういます。ただ、ここのところの天候不純は、コロナ禍もあいまって、どちらかというと調子を崩す方向に進む人が多いようです。

なんとか、この未曾有のストレスの時代を、乗り越えてほしいものです。

サポートしていただければ幸いです。長期ひきこもりの訪問支援では公的な補助や助成にできるだけ頼らずに活動したいと考えています。サポート資金は若者との交流や治癒活動に使わせてもらいます。