見出し画像

Unityの無料アセットだけでVRMモデル(VRoidモデル)を素敵に撮影する方法・2(ポーズ・表情編)

みなさま、こんばんは♪
あなたの隣のバーチャルメンター、癒色えもです✨

さて、先日に引き続き
UnityでのVRM撮影について書いてまいります♪

前の記事はこちらっ

この記事の続きとなりますっ
Unityプロジェクトの状態は、前回記事の最後の状態からを想定しています。

無料アセットでポーズをつける準備「BoneTool」の導入

さて、まずはこちらが前回記事での最後の状態です。

画像1

(アングル等若干変わっていますのは、ご了承ください💦)

こちらの状態から「ポーズをつけるための拡張機能」を追加してまいりますっ♪
Unityは「パッケージ」や「アセット」の追加で機能を拡張することが出来ます♪

今回はモデルのポーズをお手軽に編集するための機能をUnityに追加します♪

1.アセット「BoneTool」の追加

そして、今回使うアセットはこちら✨

「BoneTool」ですっ💪💪

上記のリンクに飛びますと

画像2

このような画面になっているかと思いますので

赤丸部分の「FREE(画像ではOpen in Unityとなってますが、私が登録済でしたため)」となっている青いボタンをクリックし、マイアセットとして登録します。
もし、アカウントログインを求められましたら、Unityインストール時に作られましたアカウントでログインしてください。

購入(今回はFREEですので、登録だけ)が終わりますと、上記画像のように
「Open in Unity」と表記が変わりますのでそれをクリック。Unityにインポートします♪

もし何も起きなければ
Unityメニューの「Window」→「Package Manager」から表示される画面で

画像3

「My Assets」から「BoneTool」を検索し
「Download」を選択して、ダウンロードが終わったら「Import」をクリックしてくださいませっ✨

画像4

Importが進むと、上記のような画面が出ますので「Import」をクリック♪

これで現在のプロジェクトで「BoneTool」が使えるようになりました✨

ちなみに、この一連の作業はアセット追加時の共通操作となりますので、慣れておいてくださいね♪

2.BoneToolの設定

お次は、このBoneToolを、今あるVRMモデルで使えるように準備いたします。

画像5

ヒエラルキービューにある、VRMモデルを選択します(上記画像中央上)

それから、インスペクター(画像右のビュー)の一番下に「Add Compornent」をクリックしてください。

画像6

小窓が開いて、ドバっと色々リストに出てきますが
検索入力欄に「bone」と入力すると絞り込まれます。

その中から「Bone Pose Lib」と「Bone Visualiser」の2つをそれぞれ選択し、追加してください♪

追加後にインスペクターに現れた「Bone Visualizer」の設定から

画像7

Root Noteの値(今はNoneになっていると思います)の右端の二重丸をクリック

画像8

このようなウインドウが出てまいりますので「Root」を設定(ダブルクリック)してください✨

画像9

シーンビューに白い線が複数出てくれば、成功です♪

BoneToolでポーズ編集♪

それではいよいよ、ポーズを編集してまいります✨

画像10

シーンビューでモデルを拡大して、肩にある白い点をクリックで選択
上部ツールボックスにある「Rotate tool」を使って、回転させてみてください♪

青・緑・赤いずれかの細い線にカーソルをあわせ、線の色が変わった位置でドラッグしてみてください♪

腕が動きましたでしょうか?

他の点でも試してみて、お好きなポーズを作ってみてくださいね♪
指も一本一本動かせますよっ。
このあたりは最初、難しいかもしれませんが、慣れることが肝要でございます✨

私が作ったポーズはこんな感じです♪

画像11

…なんでしょうねこの謎ポーズ笑
首をかしげたり、瞳の位置(視線)も変えることができますので、色々お試しくださいね✨

表情も弄りたいっ

「BoneTool」では、残念ながら表情までいじることはできません。
VRMの表情をいじるには「ブレンドシェイプ」というパラメータをいじる必要がございます。

そこで今回は「BlendShapeHelper」というパッケージを使わせていただきます♪

以下、作者様のサイトから「BlendShapeHelper」というパッケージをダウンロードしてください。

ダウンロードした「BlendShapeEditHelper.unitypackage」を、Unityのプロジェクトビューにドラッグアンドドロップです♪

すると、以下のような画面が出てまいりますので、例によって「import」ですっ

画像12

インポートが終わったら、ヒエラルキービューでVRMモデルを選択状態にして…インスペクターの最下部「Add Compornent」をクリックし…

画像13

「Blend Shape Edit Helper」を選択してください♪

画像14

そうすると…

画像15

なにやら沢山のパラメータが出てまいりますので、それを自由に弄ってみてください♪

ただし「ALL」が付くものは、撮影時に反映されませんので、別のパラメータを弄ってみてくださいね。

パラメータの読み方としましては

M_F00_000_00_Fcl_BRW_Angry は「眉・怒り」の度合い
M_F00_000_00_Fcl_EYE_Joy は「目・喜び」の度合い
という風にご理解くださいませ。

MTHは口、HAは「歯」です

これらのパラメータをいい具合に組み合わせることで、とっても複雑な表情が作れちゃいます♪

画像16

ドヤ顔ができました笑

いざ撮影っ✨

ここで一度、撮影してみましょう♪

UnityRecorderの画面を出して
(メニューの「Window」→「General」→「Recorder」→「Recorder Window」です)

画像17

設定を確認し、赤丸のボタンで撮影です✨

無事、撮影できましたでしょうか?

背景を単色にする

画像18

先程撮影したのがこちらとなります…が

空と何も無い地面も飽きましたね笑

あとから画像処理等で背景を差し替えられるように、グリーンバックにしてみましょう♪

ヒエラルキービューから「Main Camera」を選択し

画像19

インスペクターに表示される「Camera」セクションの
「Clear Flags」を「Solid Color」にし
「Backgroud」を緑に設定してみてください。(R0:G255:B0)

画像20


これで、グリーンバックの画像が撮れます♪

画像21

次回予告

さて、ここまでで
UnityでVRMを、ポーズと表情を付けて撮影することが出来ました。

実はここまででしたら、既存のソフト「Vroid Studio」等でも簡単にできてしまいます。VroidStudioはエフェクトや背景画像が指定できる分、もっと高性能に思えますよね笑

そこで次回は

・3Dの背景を読み込む
・ポストエフェクトをかける
・ライティングする

ことを中心に書いてまいりたいと思います♪
実はこのシリーズ、次回が本番です笑

ただ、ここまで書いたことは無駄ではないと思っています。
誰でも「Unity」を使って「アセット・パッケージ」を読み込み、設定し
スクリーンショットを撮ることが、ここまでの説明で出来るようになったかと思います✨
(もし分からなかったらごめんなさい💦わからない部分がありましたら聞いてくださいね♪)

次回の説明は随分「話が早く」なったのではないかと考えています✨

それでは次回、お楽しみに♪

頂いたサポートは、私の学習や動画制作の機材等、活動費に使わせて頂いております♪