SOTをベースとした応用テクニックの解説

久々の投稿です。
これからまた定期的にはございますが、note で記事をアップして行きたいともいます。
どうぞご参考になれば幸いです。

今回は
「SOTをベースとした応用テクニックの解説」
です。
「Applied techniques based on SOT」

カイロプラクティックの学問の中にはSOT(Sacro‐Occiput‐Technique:仙骨後頭骨テクニック)というものがあります。
このSOTの基本的な概念としては身体機能が正常に働くには呼吸機能と脳脊髄液の流れが健全であるということが提唱されています。
仙骨と後頭骨がシンクロして正常な脳脊髄液の循環が維持できない場合には身体に様々な機能障害を引き起こすと考えられています。

SOTを施術のメソッドとして用いる場合、またその基本概念をもとに他のテクニックと合わせて用いる場合があるかと思いますが、私個人としましては構造的/力学的な主に筋骨格系由来の症状へのアプローチよりも、自律神経系や内分泌系および神経系の関与が大きいと考えられる状況、症状の際にSOTをベースに施術を組み立てることが多い傾向にあります。

後頭骨に付着する後頭下筋群、また仙骨に付着する仙結節靭帯、仙棘靭帯、仙腸関節靭帯などは固有受容器が豊富で神経学的な影響力を大きく持つ部位だと言われています。

マニピュレーションの種類に関わらず、ダイナミックなアジャストメントや関節モビリゼーション、またAKAなどStaticalな手技においても、その有効性は大きなものだと考えます。

脊柱における上部頚椎と下部腰椎(仙骨を含み)の機能的関係性はロベットブラザー・ルール(Rovvet Brother rule)においても提唱されているものです。
人間を発生学的な観点、また機能学的な観点から捉えても違和感のないところだと考えています。

臨床においては様々な応用のバリエーションがありますが、そのテクニックのサンプルの一例を紹介しておりますのでぜひご参考にしていただければ幸いです。

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