あばよ風の残像
単刀直入にいうと
今日は淀川の花火大会で
去年の今頃、俺は付き合いたての彼女にドタキャンをくらい、絶望の淵にいた。
俺自身、自燃型の人間ではないので、何か行動をするには強いきっかけがいる。
誰かへの憧れとか、好奇心、または強い憎しみや劣等感。
俺の場合は「俺を相手にしない彼女」を見返したいという気持ち。
もう一度単刀直入にいうと、NOTEを始めたのも、ブログを始めたのも、VALUで上場したのも、いしかわTを作ったのも、アフリカにいったのも
全部俺をこっぴどく振った彼女のおかげだ。
そう、ズバリちかちゃんのおかげだ。
ちかちゃんは今頃、俺を振る直前に付き合い始めた彼氏とよろしくやってるだろう。
それでも 「憎いか!?」 と聞かれると憎くない。
ちかちゃんのおかげで俺はここまでこれた。
「大した偉業を成し遂げたわけじゃないじゃないか」と言われると
まぁそうなのだけど。
それでも、1年前の絶望をこうして俯瞰で見れるくらいの場所にはきているし、そう思わせてくれる人たちと出会ったし。
そう思える自分になれてるのでよしとしてくれ。
いい風が吹いている。
去年もこんな感じに穏やかな天気だったっけ。
そう、もうちかちゃんのことを未練がましく思い出すことは一生ない。
あばよ風の残像。
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