試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第23節・コンサドーレ札幌戦)
8月19日は等々力競技場でコンサドーレ札幌戦です。
今年、アウェイ・札幌ドームでの試合直後のこと。
奈良竜樹は札幌のゴール裏に行って頭を下げ、そしてベンチにいた四方田監督やスタッフらにも挨拶していました。
失点はしたものの、都倉賢と渡り合うなど自分の成長をしっかりと表現できたという思いもあったのだと思います。古巣との初対戦を終え、ミックスゾーンに現れた彼は清々しい表情をしていました。
「(札幌のゴール裏は)温かく迎えてくれた。そこについては本当に感謝しています。勝って恩返ししたかったですけど、それは等々力にとっておきます」
試合後の奈良竜樹は、そう語っていました。
あれから4ヶ月。今節はその等々力競技場でコンサドーレ札幌を迎える一戦となります。
一方で、元川崎フロンターレの福森晃斗にとっては、初の等々力凱旋とも言えます。札幌には、福森以外にも元フロンターレの選手が多いですし、特別な思いを持って臨む選手が多いかもしれませんね。
フロンターレは上位戦線に生き残るために。
一方で、コンサドーレは残留の生き残りをかけて臨む一戦です。
そんなゲームの見どころをディープに語っていきたいと思います。今回のラインナップはこちらです。
1.「連戦なので、タイミングを逃さずに、コンディションの良い選手を使っていかないといけない」(鬼木達監督)。注目は、前線の組み合わせと3バックも想定した最終ライン。気になる予想スタメンは?
2.「そういう目もだいぶ揃ってきた。あの手この手でやりたい」(中村憲剛)、「急いでしまうと相手の思う壺」(小林悠)、「引かれている相手に、対抗心を持ってやらなくてもいいかな」(大島僚太)。川崎の選手たちが、5バックのブロック攻略に自信をのぞかせる理由。
3.「自分がちょっとずつ良くなってきている」。技術と目が備わり、味方からの信頼も獲得し始めた家長昭博は、どんな輝きを見せてくれるのか。
4.「絶対に(自分が)触れると思っても、それ以上に高い。Jリーグの中でも、ちょっと違う感じでした。都倉選手が一番強いんじゃないかと思う」(車屋紳太郎)。「むちゃくちゃ強かったですね。空中戦もそうだし、身体の強さもそう」(谷口彰悟)。圧倒的な「高さ」と「強さ」を誇る都倉賢。福森晃斗とのホットラインをいかに封鎖するのか。
5.「今は川崎の選手としてプレーしているので」。フロンターレの奈良竜樹が、古巣・札幌との一戦に向けて試合前日に語ったこと。
以上5つのポイントで、約7500文字です。プレビューにしては書きすぎたかなぐらいのボリュームなので、読み応えは十分だと思います。
では、スタート!
ここから先は
¥ 200
ご覧いただきありがとうございます。いただいたサポートは、継続的な取材活動や、自己投資の費用に使わせてもらいます。