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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第30節・湘南ベルマーレ戦)

9月26日は等々力陸上競技場で湘南ベルマーレ戦です。

アウェイゲーム9連戦を終えて、リーグ戦では約4ヶ月ぶりの等々力開催です。

ちなみに、9連戦のアウェイゲームは6勝2分1敗と言う結果でした。一時期は「失速した」などともささやかれましたが、決して悪くない数字です。

ただ9連戦となったアウェイロードに関して、他のチームとの違いを挙げるとすれば、川崎フロンターレの場合は、すべて首位として敵地に乗り込んでいるということです。当然ながら、相手はなんとか一泡吹かせてやろうという気概もあったはずです。そこと向かいながら乗り越えてきたとも言えます。

 そして今度はホームの等々力での3連戦。環境のアドバンテージをパワーに変えていく番です。前節に復帰を遂げたキャプテン・谷口彰悟が言います。

「等々力で試合ができる。それだけでも僕らにはパワーになる。ホームに帰って、サポーターの皆さんの前で、サッカーができる機会。良いゲームを見せたい気持ちはあるし、強い気持ちを持ってやること」

 同時に気を引き締めていました。ホームだから簡単に勝てるほど、J1はイージーなカテゴリーではないからです。残留争いの真っ只中にいる湘南は、アウェイで勝ち点1でも持って帰りたいはずで、必死でくるはずです。

「ただホームで戦えるからとか、ホームだから勝てるとか、そういうわけではないので、もう一回、気を引き締めて良い準備をしないといけない。ホームの力を利用して勢いに乗っていけるように、しっかりと良い準備をして、残りの3連戦を勝ち続けたい」

一体、どんな試合になるのか。見所を語っていきたいと思います。

なお、前節のレビューはこちらです。ゴールを決めた山村和也と宮城天の他では読めないエピソード、ぜひどうぞ。→「K点を超えるなら 」(リーグ第32節・鹿島アントラーズ戦:2-1)

では、スタート!!

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