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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(天皇杯準決勝:大宮アルディージャ戦)


 12月29日は日産スタジアムで天皇杯準決勝・大宮アルディージャ戦です。

 いよいよ準決勝を迎えました。
試合前日の練習を取材しましたが、チームに気負いは特にない印象です。。チームの主将・中村憲剛は「意外と話すこともないですよね」と笑いつつ、大宮戦に向けたポイントと天皇杯に対する思いを明かしてくれました。

「自分たちの良いイメージは掴めている。こないだの試合中も良い声が出ていたし、一体感も出してやれたので、それを継続してやるだけですね。個人的にも準決勝に進んだのは2回目。9年前(2007年)もそうだがモチベーションは高かった。元旦にサッカーをするというのは小さい頃から夢を見ていること。あとはこのチームで優勝したいというのもあります」

 こちらはどうしても、「あと二つ」と思ってしまいますが、選手たちからは「次が全て」という言葉も多く聞かれましたね。

 そんな2016年最後の公式戦となった大宮アルディージャ戦のディープな見どころを、いつものように語っていきたいと思います。

 今回のラインナップはこちら。

1.気になる予想スタメン。「足は大丈夫だと思います」と話す、大島僚太の出場可能性は?

2.「そのときに一番良い判断で崩していけば良いと思う」(登里享平)、「それで相手の陣形が崩れる。そういう風に準決勝もやれればいいですね」(中村憲剛)。忠実に守る大宮の守備組織を振り回せるか。準決勝は、「攻撃のフロンターレ」の腕の見所である。

3.「作りの最後の部分ですね」。大宮戦の小林悠に求めたい、フィニッシュの一歩前の「丁寧な仕上げ」。

4.フリーダムな前線の家長昭博をどう掴まえるのか。守備陣に求められるミッションとは?

5.ドリブラーとの対峙が続く田坂祐介。「徐々にドリブラーの対応も覚えてきているんで、自分も(笑)」。負けられない両サイドの攻防戦で、変則的な守備陣形は機能するか。

6.出場停止リーチが6人!必要なのは、冷静に全力を尽くすこと。


 ポイントは全部で6つ。全部で約7000文字です。気になる情報も含め、読み応えあると思うので、興味ある方は読んでみてください。

 よろしくどうぞ。

では、スタート!

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