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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第25節・サンフレッチェ広島戦)


8月21日はエディオンスタジアム広島でサンフレッチェ広島戦です。

鬼木フロンターレにとって、城福サンフレッチェは不思議な因縁があります。

例えば2018年。初優勝した翌年のシーズンですが、サンフレッチェ広島戦で終盤に起きた誤審によって、等々力で0-1で敗戦しました。

 この結果、広島は首位をキープ。一方のフロンターレは前年度から継続していたJ1でのリーグ戦無敗記録が19でストップ。ちなみにこの無敗記録は2015年に記録した浦和と並んでリーグ史上2位タイでした。

しかも無得点での敗戦になったことで、等々力でのリーグ戦連続得点記録も31でストップと、いろいろな記録が途切れた負けになりました。誤審がらみだったこともあり、判定にあれだけ鬼木監督が抗議した姿はいまだに見たことがありません。覚えている方も多いと思います。

 翌年の2019年のエディオンスタジアム広島では、2-3で敗戦。チェルシーとの親善試合があった日程の関係で、フロンターレは夏場にタイトな連戦が続いており、一方で、対戦相手のサンフレッチェ広島や松本山雅FCは十分な休養と準備で臨んできており、大苦戦。

 特に広島には、後半の立ち上がりまでに0-3のスコアとされるという、まさかの展開を強いられました。その後、2点を追撃するも追いつけず。これがチームにとってリーグ戦では16戦ぶりの負けが刻まれています。かつ負けなしだったリーグ戦のアウェイゲームで、その年の初黒星を喫しました。

そういう意味では、「無敗が止まるとき、広島の存在あり」なのです。

 今回もフロンターレは中二日の夏場の連戦ですが、相手は休養十分。広島は天皇杯がなく、かつ先週末のリーグ戦も延期になっている影響で、約2週間ほどインターバルがありました。コンディション面を考えると、非常に難しい試合になることは間違い無いでしょう。

 そこをどう乗り越えるのか・・・まさに試される一戦になります。

それでは、そんな因縁のある一戦のポイントを語っていきたいと思います。

なお、水曜日の天皇杯・清水戦のマッチコラムはこちらです。ぜひどうぞ。

では、スタート!

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