試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ2nd第7節・ヴァンフォーレ甲府戦)
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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ2nd第7節・ヴァンフォーレ甲府戦)

 8月6日は等々力競技場でヴァンフォーレ甲府戦です。

 チームは現在15試合負けなしですが、現在6試合連続ゴール中の小林悠にも注目が集まっております。

 試合前日の練習後、当然のことながら7試合連続ゴールに向けた質問が出たわけですが、彼は「本当に意識してないですよ。今はプレッシャーもないし、いつかは途切れるだろうし・・・」と笑っていました。

 彼が心身ともに良い状態だと感じたのは、連続得点していることをプレッシャーと感じず、それを落ち着きに変えてプレーしていることです。

「ゴール前はリラックスして打ててますね。今はゴール前で落ち着いてやれています。点を取っていることで、そのうち取れるんじゃないかという余裕があるんです。試合中に一本外しても、『次は決められるだろう』という落ち着きがあります。それがあるので、すごくよい状態ですね」

 ちなみに前節湘南戦での6試合連続得点で、ジュニーニョの5試合連続ゴールを超えました。

 実は湘南のアウェイで勝ったのは2010年以来で、その6年前の湘南戦というのは、ジュニーニョが前半だけでハットトリックを達成し、6-1で大勝した試合でした。実は当時新人だった小林悠もベンチに入っていた・・・・という試合だったんです(当時の試合記録)。

 そこで「この6年前の試合って覚えてますか?」と小林悠に聞いたら、「すごい覚えてますよ!」と声のトーンを張り上げて語り出してくれました。

「あの試合は、点差がついたので、後半から『今日(出番)あるな?』とベンチでノボリ(登里享平)とジュンペイ(楠神順平)と話していたんですよ。でも結局、誰も出なかった(苦笑)。3人とも選手寮だったら、帰りの車の中で『いつ試合に出れるんだよー?』と話してたんです。すごい覚えてますね」

 そんな風に懐かしがりながら、熱く語ってくれました。なるほど。当事者の選手というのは、ジュニーニョのハットリックよりも、自分が試合にでれなかった悔しさの方を強く覚えているんですね。ただそういう悔しさも含めて、現在の小林悠があるのでしょうね。

・・・この甲府戦で7試合連続ゴール達成となるでしょうか。

では、今回もディープなプレビューをお送りします。

 ラインナップはこちらです。

1.「自分たち主導でボールを動かしてやれるので、相手チームよりは疲労度は少ないと思ってます」(大塚翔平)、「あの手この手を使わないと」(中村憲剛)。夏場の試合運びで、相手を消耗させる秘策とは?


2.「出たら面白いんじゃないかな」(小林悠)、「スピードあるし、俺はありかな」(大久保嘉人)。気になるスタメンの右SBは・・・エウソン?武岡?それとも、長谷川?

3.攻撃のクオリティーをさらに上げるために。中村憲剛が語る「フリーの定義をもう一段階あげないといけない」とは?


4.「湘南戦では相手に(ボールを)出させない守備がうまくいかなかった」(車屋紳太郎)。週明けのトレーニングで施した、甲府戦に向けた守備面の改善点はここ。

5.首位にいることで備わってきた勝者のメンタリティーとサイクル。「負けなしじゃなくて、勝つことを目指してやっているので、引き分けで負けなしが続いても嬉しくない」(小林悠)、「勝っていることが当たり前ではないし、毎試合毎試合、不安もある」(中村憲剛)、「自分たちは常勝軍団ではない。一つ歯車が狂えば、難しくなるかもしれない。やるべきことを遂行することが大事」(井川祐輔)。


以上の5ポイントで、冒頭の部分も含めると全部で約7500文字です。

今回はどちらかといえば、ヴァンフォーレ甲府対策はそれほど深くは掘り下げず、チームとしてさらに進化していることにフォーカスしたプレビューになっています。

では、スタート!

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いしかわごう

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いしかわごう

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センス、良いっすね。
サッカーと将棋をコンテンツ化するフリーランスです。Number Webなどに寄稿。著書は「将棋でサッカーが面白くなる本」、「川崎フロンターレあるある1&2」など。「サッカー脳を育む」、「サッカー上達のためのマインドとメソッド」など中村憲剛の著書の構成も担当。