第5号:小林悠選手に見た中堅の立ち振る舞い。
いしかわごうです。でんでーん!
第5号の今回は、年齢と職業の話をしたいと思います。
僕の年齢は現在30代半ばですが、日常的に取材している職業であるサッカー選手たちの年齢はほぼ年下です。
Jリーガーの選手寿命はだいたい25歳前後と言われていますからね。同じ30代ともなると、すっかりベテラン扱いされるわけです。
サッカーがべらぼうにうまい人たちの競争を勝ち抜いてプロになるだけでもすごく大変なのに、そこから生き残っていくのはもっと過酷なわけです。本当に厳しい業界だと思います。
現在、J2のファジアーノ岡山で指揮を執っている長澤徹監督は、決して有名ではない、とあるベテランにこんな言葉をかけたそうです。
「代表選手とかスター選手は、プロフェッショナルとして尊敬もされるけれど、30歳を過ぎてサッカーでメシを食っていける選手は、それだけでも価値がある。そいつらのほうが苦労しているし、うしろ姿がしっかりしている」
30代になってもプロサッカー選手でいるだけでも、とことん凄いことなのです。
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