
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第26節・ジュビロ磐田戦)
9月14日は等々力競技場でジュビロ磐田戦です。
リーグ戦再開ですね。
代表ウィークであったため、このインターバルをどう使ったのかはチームにとって様々だと思いますが、フロンターレとしては、ルヴァンカップ準々決勝を経てのリーグ戦再開で、ルヴァンカップでの2試合で、チームとしての一定の方向性を掴めたとも言えそうです。
そして、この手応えをリーグ戦にどうつなげていくのか。そこがポイントになります。
一方、ジュビロ磐田とすれば、2週間のインターバルがあったことで、フェルナンド・フベロ新監督も、ある程度の時間をかけてチーム戦術の落とし込みも出来たのではないかと思います。そのことが、ピッチ上でどう反映されるのか。
フロンターレとしては、ジュビロがどういう出方をしてくるかわからない不気味さもあるわけですが、そこは試合が始まってから、ピッチ上の選手たちでうまく判断するしかないですね。
そんな色々な思惑の交錯する一戦になると思いますが、いつものように試合の見どころを語っていきたいと思います。
ラインナップはこちらです。
1.「上のことばかりを考えずに、自分たちに目を向けて連勝することが必要」(阿部浩之)。田中碧の合流と、登里享平の復帰。そしてジェジエウの離脱。上位陣直接対決があるだけに、勝ち点3が絶対に欲しい一戦。指揮官が送り出す顔ぶれは、果たして?
2.「攻撃の起点を作らせないことと、チーム全体としてうまく守れるように。指示だったりポジショニングを取ったりで、うまくやっていけたらと思ってます」(山村和也)。警戒すべきは、攻めに厚みを生み出すルキアンの巧みなポストワーク。その形を作らせないために心がけたいこととは?
3.「メリハリはしっかりとつけないといけないかな」(小林悠)、「そこは時間帯や相手の配置を考えながら、両方できたらなと思います」(阿部浩之)。求められるのは、コンパクトな守備陣形。しかしコンパクトであれば、全てが良いわけではない。あなたは、その理由がわかりますか?
4.「ああいう形をゴール前で作れているのは、とても良いこと」(阿部浩之)、「もし自分が受けれなくても、そこに立つことで、他の選手が自分に食いついてくるし、他が空いてくる」(脇坂泰斗)。蘇ってきた川崎攻撃陣によるブロック崩し。人に対して食いつきがちな磐田守備陣を逆手に取って攻略せよ。
5.「あれは逆に自信になりました」。今季リーグ戦初先発濃厚のGK新井章太が口にした、失点したことで自信を深めたという逆説とは?
以上、5つのポイントで全部で約7500文字です。ルヴァンカップを境に、チームは変わりつつあります。そして、その変化を感じてもらえるプレビューになっております。
なお、ルヴァンカップのレビューはこちらです。→勝ち上がりを決定づけたスーパーホクトの一撃。ゴラッソをお膳立てしたヤストが作った「絶対時間」を読み解く。(ルヴァンカップ準々決勝2ndレグ・名古屋グランパス戦:2-2)
こちらは第1戦のレビュー→攻守のキーマンとして躍動した潤滑油・脇坂泰斗。守備組織の穴を作らないハードワーカーぶりと、ポジションレスで攻撃のタクトを振るった仕事ぶりを読み解く。(ルヴァンカップ準々決勝1stレグ・名古屋グランパス戦:2-0)
では、スタート!
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