ぼくがビックリマンから学んだこと:第53弾〜ケンゴロココ、フルコンプへの道。
ビックリマンを愛するみなさん、こんにちは。
どうも、いしかわごうです。
今回は「ケンゴロココ」を全種類コンプリートした話を書きます。
■ケンゴロココとは?
「ケンゴロココ」とは、2020年12月21日に行われた中村憲剛選手の引退セレモニーのスタジアム(等々力競技場)で配布された非売品のビックリマンシールのことです。
全部で18種類ありました。
引退セレモニーで配布されたケンゴロココは18種類なのですが、これが初めてシール化されたわけではありません。一番最初は2017年ですね。ロッテが川崎フロンターレをスポンサードしていることから、FC東京との伝統の一戦である「多摩川クラシコ」を「多摩川オカシコ」と称してビックリマンとのコラボ企画を展開しました。この2017年に制作されたケンゴロココも2種類あります。
(2017年当時の会場付近の写真)
この2017年の企画では3人の選手がシール化されていたんです。
・中村憲剛選手は、第9弾のヘッド「ヘッドロココ」とコラボした「ケンゴロココ」。
・小林悠選手は、第1弾のヘッド「スーパーゼウス」とコラボした「スーパーコバゼウス」。
・大島僚太選手は、第4弾のヘッド「聖フェニックス」とコラボした「りょうたフェニックス」。
多摩川オカシコでは試合観戦に来た人に、このシール3枚のうちのどれか1種類がランダムで配布されました。試合には20000人以上が来場。会場限定シールでしたが、3種類あったので、単純計算すると、だいたい1種類7000枚ぐらい配布されたのではないかと思います(報道陣も試合後にシールをいただきました)。
その後、ロッテのオンライン版の限定コラボとしてお菓子詰め合わせにも、この3種類のシールはバージョン違いで配布されています。
(ロッテのオンライン限定版は、背景が水色になっています)
■幻の青火鳥「ケンゴロココⅡ」
あれから3年。2020年12月21日の中村憲剛選手の引退セレモニーで再び「ケンゴロココ」が配布されることとなりました。
しかし、ここで驚きのアナウンス。なんと今回の「ケンゴロココ」、バージョン違いで18種類もあるというではないですか!!
なんで18種類だったかというと、彼のプロ生活が18年だったからなのですが、会場限定の非売品シールですから、それを18種類も集めるのはコレクター泣かせだったはずです。
当日の引退セレモニーには約13000人が入場しました。シールは全部で18種類ですから単純に割り当てると、1種類だいたい700〜800枚ぐらい配布されていた計算になります。つまり、限定800枚前後だと思います。
ただその中でも、2月21日(月)しか飛ばない幻の青火鳥として「ケンゴロココⅡ」も存在していたんですね。レアシール扱いされていたので、Ⅱに関しては500枚ぐらいだったかもしれませんし、もっと少なかったかもしれません(あくまで個人の予想です)。
ビックリマンシールの場合、限定1000枚でもかなりレアシールになります。しかもケンゴロココはそもそもが会場限定の非売品なので、市場にはあまり出回らないシールでもあります。だから、どうやって入手して揃えるのか。
セレモニー後には、早速、ネットオークションやメルカリに出品されてましたが、
ケンゴロココは凄い人気で、どれも1枚数千円前後で取引されていました。1枚売れば、ある意味で、入場チケット代の元が取れてしまうのだから、驚きですね。さらにレアシールである「ケンゴロココⅡ」に至っては、3〜4万円台が相場だったぐらいです。
流石にその値段だと手が出せません。
とはいえ、それなりのビックリマンマニアであり、川崎フロンターレの番記者である僕が、ケンゴロココをコンプリートしないなんてありえないじゃないですか。
おい、ケンゴロココを諦めていいのか?
そう、自分に問いかけるわけです。
しかし、どうやって集めるべきか。。。
ここはサポーターの力に頼るしかありません。
僕は個人メルマガを配信しているのですが、読者にはフロンターレサポーターが多いので、ケンゴロココを譲ってくれる方を呼びかけると、協力してくれる方がいました。スタジアムで渡してくれる方、わざわざ封筒で切手を貼って送ってくださる方・・・!!僕のメルマガ読者はマジで神です!!!
そして丸々1ヶ月ほどかかりましたけど、無事に全種類コンプリートできました。ケンゴロココ、18種類コンプリートへの道、完結です。
スリーブにしっかり入れて特製のシールファイルに保存してます。
引退セレモニーで配布されたケンゴロココは18種類なのですが、2017年に制作されたケンゴロココも2種類あるので、正確にいうと、全部で20種類になります。
いずれにせよ、コンプリートです。よかった、よかった。僕は人脈をフルに活用して集めることができましたが、自力で18種類を全部集めようとすると、それなりにお金もかかりますし、欲しいバージョンが市場に出てなかったりと、難易度は高いと思います。
そう考えると、ケンゴロココを全種類コンプリートできた人は、一体どのぐらいいるんでしょうか。僕の見立てでは、日本で20人いるかどうかじゃないかと思ってます。もしかしたら、10人ぐらいかもしれませんね。
■フルコンプは約50万円の価値!?
なおネットオークションを覗くと、現在(2021年7月8日)もフルコンプリートが出品されていました。出品者は2人いましたが、50万円近い値段がついております。
・・・・落札者はいないようなので、言い値になっている部分もあると思いますが、それでも凄い金額です。
■スーパーオリオンはコレクター憧れの一品
なおビックリマンシールで一番高いのは・・・これもコラボシールなのですが、1987年の川崎球場で配られたロッテオリオンズのスーパーオリオン(青プリズム)だと言われています。
いかんせん35年前に、野球場で配られたシールです。そもそもシールが残っていない、あっても状態が悪いとかで本当にレアなんです。当時はシールは貼って遊ぶものであって、価値が出るようなお宝文化はないですからね。綺麗にコレクションしたり保存しておく習慣もまだなかったですからね。
数年前は市場にも出ていたのですが、もともと残っている数が少ない品ですから、入手したコレクターが手放さないので、現在はすっかり出回らなくなっており
完品クラス(状態が完璧なもの)だと250万円とも言われています・・・すごいですね。ビックリマンコレクターの頂点のアイテムとも言われてます。
ロッテにも保存されていないので、こんな企画をしたほどです。
・・・とまぁ、わからない人には全く理解できない世界だと思いますが、
そこは男のロマンですから!!!
というわけで、今回はここまで、
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