試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第25節・横浜F・マリノス戦)
9月9日は等々力競技場で横浜F ・マリノス戦です。
横浜F ・マリノスは現在2位。14試合負けなし、5試合連続無失点中と好調です。
一方の川崎フロンターレは、現在3位。攻撃力に看板を掲げるフロンターレとしては、「この堅守をどうこじ開けるか」というのがポイントになります。
フロンターレは、こういう「◯試合負けなし」とか「◯試合連続無失点中」という相手とやる時は、とそれを止めることが多いチームですよね。そしてこういう無失点や負けなしの相手に勝つ時に必要な要素は、「意外性」だったりします。
例えば昨シーズン、5試合無失点中だった柏レイソルのゴールネットを揺らしたのは、エドゥアルド・ネットでした。パスカットからドリブルで切り込んで、左足を一閃する見事なミドルシュートを叩き込みました。しかも、これがネットのリーグ戦での初ゴールでもありましたから、まさに「意外性」でした。
このマリノス戦も、おそらく前線の攻撃陣やエウシーニョは厳しい監視に合うと思います。なので「それ以外の選手」がカギを握っているのかもしれません。それこそネットは、去年のアウェイ・マリノス戦でもミドルシュートを決めていましたし、これでまたネットが決めたら面白いですが。
さて試合のディープな見どころを語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。
1.ルヴァン杯で採用した3バックを継続か。それとも普段着の4バックか。気になる予想スタメンは?
2.「空いてそうだけど空いてない・・・・じゃなくて、空いているから空いている。」(中村憲剛)。5試合連続無失点。空いている場所を「見せない」守り方がうまいマリノス守備陣だからこそ、ポイントはそこに惑わされないことにある。
3.「普通のプレーばかりでは崩せないと思います。安パイなプレーばかり選ぶよりも、相手が嫌なプレーを選んでいきたいですね」(小林悠)。「いつも通りにやること」と「いつもと違うと思わせること」。この両立でリズムを作れ。
4.「切り替えのところ。ボールのつなぎ方と失い場所をはっきりさせないといけない」(大島僚太)。気をつけなくてはいけない「ボールの失い方」における、2つのポイントとは?
5.攻め残ってカウンターを狙うドリブラーとの攻防で、最終ラインの舵取り。「攻め残っている分、攻撃のスペースがあるということ」(谷口彰悟)、「相手陣に釘付けできれば、向こうのカウンターも長い距離を走ってパワーを使わないといけない」(奈良竜樹)
以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて約6500文字です。この試合中、ピッチ上のどこのエリアで起きる何に注目すれば良いのかを、詳しく語っています。よろしくどうぞ。
では、スタート!
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