試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(天皇杯準々決勝:FC東京戦)
12月24日は味の素スタジアムで天皇杯準々決勝FC東京戦です。多摩川クラシコですね。
チャンピオンシップ準決勝・鹿島アントラーズ戦から丸々一ヶ月が空きました。
過密日程が続くと、コンディションの維持や怪我のリスクが高まったりする難しさがありますが、かといって、約一ヶ月も試合間隔が空いてしまうと、試合勘が鈍ってしまったりと、それはそれで別の難しさがあります。このプレビュー&レビューシリーズも久しぶりの執筆となりました。
負けたら終わりのトーナメント戦。しかも川崎フロンターレは、風間監督の退任が発表されていますから、この大会が風間フロンターレの最終章となっています。見ている方もちょっと緊張しますね。
そんな風間体制の締めくくりともなる最後の1ヶ月。
どういうことを選手に意識させてトレーニングしてきたのか。今週の風間監督の囲み取材では、率直に聞いてみました。
「いろんなことの確認です。これだけ(試合間隔が)空くと、選手も難しいと思うけど、その中で一番大事にしなくてはいけないもの。それを細かくやってきたつもりだが、そこを繰り返さないといけない。『一回できたから、もうできる』ではなくて、やり続けないといけない。それが一番大事ですね。自分たちができるようになると、やらなくなってしまうので。そこに気づいてやっていこうと、4週間やってきました」(風間監督)
先週と先々週には大学生とのトレーニングマッチを行っています。その内容を踏まえた今週のトレーニングメニューを取材していると、風間監督が何を繰り返して、チームに具体的に落とし込もうとしていたのかが、浮かび上がってきます。言うまでもないですが、そのことがこの天皇杯・FC東京戦に向けたポイントにもなります。
では、このFC東京戦の見どころについて、具体的かつディープに語っていきます。今回のラインナップはこちらです。
1.気になる予想スタメン。最適解を見出すまでに、紆余曲折があったワケ。
2.「適切に判断しながらやれれば、崩れない相手ではないと思っている」(中村憲剛)。やるべきことは、実に明確。2つの練習試合を通じて見えてきた、天皇杯・FC東京戦でチームとして取り戻すべきものとは?
3.中島翔哉とのマッチアップを「楽しみですね。良い選手だと思うので」と語る田坂祐介。彼がこのゲームのキープレイヤーである、3つの理由。
4.「自分の中で消化しきれないものがありました」。CS鹿島戦の敗戦を払拭したい登里享平。左サイドで推進力と力強さを出せるか。
5.「クラブの未来がかかっていた」と中村憲剛が話す、小林悠の残留舞台裏。そして「憲剛さんのような素晴らしい選手に、そう言ってもらえた。それが一番うれしかったですね」と小林が感激した、ケンゴの言葉。
以上、5つのポイントで約8000文字の大ボリュームとなっております。
久しぶりのプレビューなので、1ヶ月分の思いを込めて読み応えたっぷりにしました。どうぞよろしくお願いします。
<※今シーズンの多摩川クラシコのレビューはこちら>
<1stステージのレビュー>
→ワンポイントレビュー:谷口彰悟、武岡優斗、登里享平・・・交代カード3枚全てにサイドバックを投入。異例の風間采配を読み解く。(1st第7節・FC東京戦:4-2)
<2ndステージのレビュー>
では、天皇杯のプレビューをスタート!
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