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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第32節・ガンバ大阪戦)

11月18日は等々力競技場でガンバ大阪戦です。

現在2位のフロンターレ。すでに今節を消化済みで残り2試合となっている首位・鹿島との勝ち点差が「7」という状況です。残り3試合ありますから、今節に勝ち勝ち点4差にして残り2試合を迎える状態に持っていくだけ。ある意味、とてもわかりやすいです。古巣戦で復帰濃厚の阿部浩之が、この一戦に向けて、静かに力を込めます。

「しぶとく食らいついていきたい。他力な部分があるので、自分たちが勝ってプレッシャーを鹿島にかけること。それに今までやってきたことが間違っていなかったと自分たちで証明しないといけない」


 泣いても笑っても、残り3試合となりました。残り270分のうちの90分が始まります。そんなガンバ大阪戦の見どころについてディープに語りたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.「次で今シーズン最高の試合を見せる。そしてホーム最終戦でもっとよい試合を見せる」(鬼木監督)。ルヴァンカップ敗戦から2週間。指揮官が真正面から向き合ってきたものと、チームの取り組みを振り返る。そして、気になる予想スタメンは?

2.戻ってきた前線の流動的なユニット。両サイドの二人が、攻撃にもたらすものとは?「言えないですけど、自分たちの中でオートマティックなところもあるし、それプラス、アイディア・・・というか即興の感じを出せていけば、相手も止められないですよね」(阿部浩之)、「僕と阿部ちゃんは来てまだ1年経っていない。まだそういう感覚よりも、試合で起こるシチュエーションでとっさに出てくる感覚のほうが多い」(家長昭博)。

3.居残りでクロス練習をしていたエウシーニョと、それに合わせ続けた小林悠。エウソンからのクロスを決め損ねたアウェイ・ガンバ戦のリベンジなるか。「エウソンですか?あれはオニさんに指名されてやっていただけです(笑)。あのときは、しっかりとミートできなくて・・・・次は合わせられるように!」(小林悠)。

4.「一人一人がハードワークしてくるし、誰が出ても油断できない」(谷口彰悟)。「ガンバは井手口選手、倉田秋選手がキーになってくる。中盤の選手だが、得点に絡んでいるので、そこにどれだけ仕事をさせないかが大事になる」(車屋紳太郎)。スクランブル状態のガンバの布陣とポジションに対応できるか。

5.「ヤットさんは、いい意味でドライ。メンタル的にも変化がない。ケンゴさんは、いい意味で感情的」。阿部浩之が語っていた中村憲剛と遠藤保仁の話。

以上、5つのポイントで約8500文字です。ルヴァンカップ決勝からの約2週間のインターバルをチームがどう過ごしてきたのか。そしてそこも含めたレポートになっております。家長昭博にじっくり話を聞けたので、そこもぜひ。

なお、たくさんの反響をいただいたルヴァンカップ決勝のレビューはこちらです。➡️「噛み合わなさ」を象徴した終盤の光景。そして試合後のミックスゾーンで感じたこと。(ルヴァンカップ決勝・セレッソ大阪戦:0-2)

では、スタート!

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