試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第13節・FC東京戦)
5月5日は等々力競技場でFC東京戦、通称・多摩川クラシコです。
長く続いていた連戦も、このFC東京戦で最後となります。
現在2位のFC東京は、今年から長谷川健太監督が就任しています。
緻密で組織的な守備を構築し、守備から攻撃への切り替えを早くして、ディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑という2トップで鋭いカウンターを繰り出していくスタイルで、結果を出しつつあります。
なお長谷川監督は「カウンター」という表現を使わず、「ファストブレイク(速攻)」と呼んでいます。
この「ファストブレイク」って言葉は、サッカーではあまり馴染みがないように思います(バスケボールやハンドボールの用語のようです)。
ただ僕は昔、キャプテン翼で見ましたね・笑。国際Jr.ユース大会で、三杉淳がアルゼンチン代表のパスカルからボールを奪ったときに、「ファストブレイク」という言葉を使っていました。ゲーム版のキャプテン翼でも三杉くんの「戦術」で採用されていたほどです。
サッカーで聞いたのは、それ以来です。そういえば、三杉淳はFC東京に所属していましたね・・・とか話が逸れてきたので、本題に入ります。
今回のラインナップはこちらです。
1.古巣戦への意気込みを聞かれ、「聞かないでください」と笑う大久保嘉人。大幅な入れ替えも噂されている多摩川クラシコ。気になる予想スタメンは?
2.「今度は中二日。そういうときに、自分とかフレッシュな選手が気持ちで盛り上げたい」(新井章太)。「ボールを失うことを考えてはプレーをしていないが、リスク管理もしっかりしたい」(大島僚太)。FC東京の「ファストブレイク」を封じるために求めたい「切り替え」と「球際」。それを遂行するために、指揮官が込めているメッセージとは?
3.「集結と展開をうまく使い分けていければと思う」(田坂祐介)。FC東京守備陣の攻略のキーワードは「集結と展開」にあり。その狙いを読み解く。
4.「こうやってチャンスが来たのは、日々取り組んできたから」。リーグ戦で初先発が予想されるドリブラー・齋藤学。彼を生かす術が、あえてサポートをしないことにある理由。
以上、4つのポイントで約5500文字です。ポイントを絞ってまとめております。
なお、前節のレビューはこちらです。こちらも読み応えがあるので、ぜひ読んでみてください➡️いるべき場所にいないことで招いてしまった失点と、いるべきはずではない場所で守り続けた奈良竜樹。そして、あえて自分自身に矢印を向けた指揮官。(リーグ第12節・浦和レッズ戦:0-2)
では、スタート!
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