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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第7節・サガン鳥栖戦)

 4月14日は駅前不動産スタジアムでサガン鳥栖戦です。

ACLの蔚山現代戦を水曜日に終えて、チームが韓国から帰国したのは、翌日11日(木曜日)。試合間隔が中三日あったとはいえ、土曜日は前日移動でしたから、二日間を遠征に費やされた中で迎える一戦となります。わかっていたとはいえ、タフな日程で行うアウェイゲームですね。

早速ですが、試合の見どころを語っていきましょう。今回のラインナップはこちらです。

1.「誰かが出れなくなれば誰かが出る。それをものにしてやるというメンタリティーを持っている選手がいないと、チームの刺激にはならない」(奈良竜樹)。総力戦で臨む正念場。チームに刺激をもたらす存在は現れるか?

2.「最後、なんとなく(守備で)我慢しきれていないというところにフォーカスされがちですが、実際には点を取っていれば、そういうことも起きずにやってきたチーム。もう一回、得点にはこだわっていきたい」(鬼木達監督)。チームとして見せるべきは、「どう勝つか」。指揮官の手腕に注目すべき理由。

3.「点を取れないと勝てないので、どんな形でもいいから点を取りたい」(知念慶)、「どの組み合わせでも、みんなが生かしあいながらやれればいい」(阿部浩之)。どうやって複数得点を奪うのか。阿部浩之が考える、チャンスメークに必要なこととは?

4.「プレーよりも、頭のところで選手の配置がどれだけ入ってプレーできるかですね」(大島僚太)。戻って来た、頼れる中盤の心臓。大島僚太の復帰で、チームの何が変わるのか。

5.「うまいですね。海外の有名なチームでやっていた選手なので。一人ではなくてみんなで囲んだり、数的優位を作るのが大事だと思います」(下田北斗)。ボールを繋いでくるスタイルに変貌しつつあるサガン鳥栖。その警戒すべきポイントと、狙うべきポイントとは?

以上、5つのポイントで約8000文字です。アウェイでの連戦なので、チームとして多くのことは出来なかったかもしれません。その状況下で、何を見せようとしているのか。それを読み解いてみました。

なお、前節のレビューはこちらです。➡️最後に笑うために必要な進化の過程。そして示しつつある「右サイドでボールを持たせる川崎対策」の対策法。(リーグ第6節・セレッソ大阪戦:1-1)

では、スタート!

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