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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第17節・ヴィッセル神戸戦)

7月1日は等々力陸上競技場でヴィッセル神戸戦です。

フロンターレはACLの都合で延期された浦和レッズ戦を残していることと、1シーズン制になったことであまりフォーカスされていませんが、この神戸戦でリーグ戦は折り返しとなります。

去年までだったら1stステージの優勝チームが決まる大一番だったわけで、メディアも大忙しだったなぁなんてことも、ふと思い出してしまいました(※だからといって「2ステージ制が良かった」と言っているわけではありませんので、あしからず)。

ただ正直、長いシーズンの折り返し地点ということで、1試合に関するテーマやポイントが少しぼやけてくる時期でもあります。今回のプレビューでは、神戸戦のポイントをディープに語りつつも、長い目で見たチーム作りのポイントも織り交ぜて書いてみました。

今回のラインナップはこちらです。

1.「こないだのガンバ戦を基準にして、レベルをあげていきたい」(鬼木監督)。継続と進化を狙った顔ぶれの神戸戦。気になる予想スタメンは?

2.「マークが来ていても無理やりに行ったほうがいいときと、無理しないでやるときの状況判断ですね」(大島僚太)。サッカーは「無理を通して、道理を引っ込ませる」からこそ面白い。厳しい監視が予想される大島僚太に期待したいプレーとは?

3.ネルシーニョ監督が仕掛けてくるであろう「エドゥアルドにボールを持たせる」というビルドアップ対策。「いつもは高い位置を取ることを意識していたけど、そこの使い分けですね」(車屋紳太郎)。左サイドエリアでのボールを引き出す動きと、相手を動かすポジショニングに注目すべき理由。

4.無得点が続いている神戸攻撃陣だが、カウンターには要注意。「自分たちがボールを持っていれば、相手の体力は削れる。向こうもずっとは(守備の)強度は続かない」(中村憲剛)。

5.「その姿勢はこのチームの特徴。その考えは、他のチームの人にはわからないかもしれない」。谷口彰悟が力強く向かい合う、フロンターレの宿命とも言える命題とは何か?

以上、今回は5つのポイントです。約6000文字となっております。読み応えはどこよりもあります!

では、スタート!

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