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特別定額給付金で思い出した「百萬男」。

このnoteは、2020年6月22日に配信されたいしかわごう公式メルマガ「Going!」の内容を編集したものです。

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オッス、いしかわごうだ!

今日はお金の話です。

新型コロナウイルス感染症に対する緊急経済対策の一環として、特別定額給付金(10万円)が配布されています。

あなたはもう、受け取りましたか?

自分は申請を済ましていたので、先日、ビシッと入金されていました!

・・・さて。
10万円をどう使うのか。

使い道をあれこれ考えていると、ふと思い出した番組がありました。

もう20年ぐらい前になりますけど、フジテレビの深夜番組で放送された「百萬男」というバラエティーです。

企画・演出は、おちまさとさん。

ざっくり説明すると、街行く男性に突然現金で100万円を渡して、5時間以内に使い切ってもらう。

極論すると、それだけの企画なんですけど、突然渡された大金を、その人はどう使い切るか。それを離れたところからカメラで観察し、その使い方で人間性を垣間見るという番組でした。

ルールとしては時間内に使いきれなければ全額返金。100万円は自分のために使わなくてはダメ(恋人や家族のプレゼントはNG)、ギャンブルや借金返済なども禁止。

つまり、基本的には物を買うわけで、「その人は何を買うのか」が見どころでした。

たいていの行動パターンとしては、とりあえずビッグカメラなどの家電量販店に行き、ノートパソコンだったりDVDレコーダーなどの電化製品を買うんですね。

これでだいたい20万円ぐらい。それでもまだ70~80万円が残っている。

そうなると、今度はお金を使えない苦しみを味わうんです。

制限時間に焦り出し始め(使い切れないと全額負担)、そこから高級スーツを買いに走ったり、高級時計など高額なブランド品を求めていくんです。

気づくと、本人が欲しいものを買うよりも、とにかくお金を使うこと自体が目的に
なっていくことも珍しくありません。

・・・・いわば、お金に振り回されている状態です。


「本当に欲しかったのだろうか?」と葛藤したり、「こんなに贅沢をしてもいいのだろうか?」と自己嫌悪に陥ったり、悩み始めていきます。

お金の価値観が変わりそうで怖いという理由で、途中でリタイアを申し出る若者もいましたし、逆になんの迷いもなく、湯水のごとく使い切って、「300万円でも余裕ですね」と豪語したチャラ男もいました。

そこで描かれる心理描写が実にリアルで、深夜に見る内容としては面白かったんです。

エンディングでは、ホスト役である筒井道隆にお金の使い方を総括され、「彼はお金のことなんて、何もわかっていない!」と一喝されるまでがいつものパターンです。

当時はまだ大学生とかでしたけど、「自分だったら、こう使うなー」から始まり、「お金って一体何なんだろう?」と色々と考えさせられる番組でした。

昔、おちまさとさんと話す機会があったんですけど、この番組のファンだった僕は、「百萬女ではなく、百萬『男』にこだわる理由ってあったのですか?」と聞いてみたことがあります。

おちさんは、「女性はお金使うことに抵抗感がないから、すぐに終わって面白くない」みたいなことを言ってました・・・・なるほど・笑。

あの番組から約20年。

今年は日本国民が「百萬男」ならぬ「十萬男」、「十萬女」なわけですが、この特別定額給付金(10万円)を自分はどう使うべきなのか。


正直な話、税金と年金の支払いでほとんど消えるんですけど・笑、それでも何か自己投資になるものや、仕事のために必要なものに使いたいなとも思っております。

令和の時代にまた見たいなー、「百萬男」。

おちまさとさんは、本もたくさん出しているのでおすすめです。

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