第17号:ドラえもんが、川崎フロンターレのユニフォームを着た日。
今回は、新しいことを始めたい人の背中を押す話です。
川崎フロンターレがドラえもんとコラボしたときのエピソードを紹介したいと思います。
藤子・F・不二雄ミュージアムって川崎市ってあるんですよ。
できたのは2011年です。
そこで川崎フロンターレは、「川崎市」という地域性を切り口に、藤子キャラとのコラボを狙ったんですね。
例えば、応援のビッグフラッグに藤子キャラを登場させたり、フロンターレのユニフォームを着せたドラえもんのTシャツ販売したり、そういうコラボを展開できないかと持ちかけたんです。
ドラえもんの水色は、フロンターレのカラーとも合いますからね。
でも当然ながら、簡単じゃありません。
交渉は難航です。
そりゃそうですよね。
あのドラえもんですから。
なにせ国民的なキャラクターであり、世界でも展開されているキャラクターですから、権利関係がとっても複雑。
ドラえもんが川崎フロンターレのユニフォームを着る・・・素人が考えても実現するのは不可能に近い。
実際、「世界のドラえもんだから特定のサッカークラブを応援することはできない」と代理店側から「NG」を示され、藤子サイドまで話が通らなかったそうです。
しかし、そこでめげないのが集客プロモーション部の天野春果部長です。
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