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ブルージャイアントと田中碧。

このnoteは、2021年6月21日に配信されたいしかわごう公式メルマガ「Going!」の内容を編集したものです。

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オッス、いしかわごうだ。

先週末は、特に取材する試合もないのでゆっくり読書したり、EURO2020を見たり、漫画を読んだり、部屋を片付けたりしてました。

そして久しぶりに、大好きなジャズ漫画である「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」を1巻から読みふけってしまいました。

あー、やっぱり、いいっ!最高だわ、この作品は。

ブルージャイアントは、ジャズの生演奏に心打たれた高校生が、世界一のジャズプレイヤーを目指していくという物語です。国内編、ヨーロッパ編を経て、現在はアメリカ編です。

漫画でありながら「音」が響いてくるような迫力に、読んでいて引き込まれますし、ハートが熱くなる漫画です。

何より、読んでいて、いろんなことを自分に矢印に向けて考えさせられる作品なんですよ。

主人公の宮本大はたくさんの壁にぶつかりながらも、「世界一のジャズプレイヤーになる」と言い、若さと、まっすぐな情熱と圧倒的に努力で突き進んでいきます。

しかし、多くの人が知っているように、音楽で食べていくことは簡単ではありません。市場が大きくないジャズの世界ならなおさらです。

実際のこの先品の中には、夢に敗れた大人たちや、現実の生活と折り合いを続けながら音楽と向き合っているおじさんたちもたくさん出てきます。そしてダイを応援しています。

今の自分は年齢的には、完全にこっちの大人たち側なんだよなとか思いながらも、それでも、まだまだ自分自身はせめて気持ちぐらいはダイのようにサッカーと向き合って良い原稿を書かないといけないなと気づかされるわけですよ。

このブルージャイアントを読むとね・・・うん、本当に良い作品だわ。

ちなみに。タイトルの「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」とは、
「あまりに高温なため赤を通りこし、青く光る巨星、青色巨星」のこと。

主人公の師匠が世界一輝くジャズプレイヤーのことを「BLUE GIANT」と呼んでいたことから由来します。

青く光る巨星かぁ・・・・なんだか最近の田中碧を評するフレーズになんだかぴったりだな。よし、碧を書く機会があれば、原稿で「ブルージャイアント」とネーミングしたやろうかな、とか思っていた、その夜中ですよ、あのニュースが入ってきたのは。

しかも移籍先はドイツ(ヨーロッパ編はドイツが始まる)。オリンピック後はいないことは覚悟してましたが、それでもACLまではいるものだと思っていただけにさすがにちょっと面を喰らいましたね。

あれは第4節の等々力に虹がかかった柏戦のこと。

このレビューの中で僕はこう綴ってます。

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今年の田中碧と三笘薫に関しては、ワンランク上のスケールでプレーし始めているような感じを受けます。

なんでしょう。日本でやれること、伸ばせるところは全部やろう・・・そんな気概を感じるプレーぶりです。

多くの人が薄々は感じているように、この川崎フロンターレのユニフォームをこれからも着続けて等々力でプレーしていることは、きっとないでしょう。

その別れが、近い将来なのか。それとも、もう少し残された時間があるのか。それは全くわかりません・・・・わかりませんが、今は2人ともフロンターレのユニフォームを着て、プレーしています。だから、つかの間かもしれないけれど、その姿をしっかりと目に焼き付けて、堪能しようと思っています。

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いま思うと、この思いは間違っていなかったなとも思うし、田中碧とブルージャイアントの宮本大の姿がなんだか重なり始めてくるから不思議ですね。

というわけで、今日はこの辺で。ブルージャイアント、オススメですよ。

ではでは。

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