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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ1st第15節・横浜F・マリノス戦)

6月11日は日産スタジアムで横浜F・マリノス戦です。

1stステージは残り3試合となりました。

優勝が見えてきたこともあり、麻生グラウンドには練習取材にくる報道陣が日に日に増えてきています。試合二日前に行われる風間監督の囲み取材では、15人以上の取材陣が集結しました。

 優勝を意識する位置にいることもあり、そこに向けた話と、「プレッシャー」に関する質問も出ていました。ただ、風間監督が繰り返し強調するのはいつものように「目の前の1試合」です。今回の囲み取材では、その意図を少し詳しく話してくれました。

「何を意識するかというと、次の1試合だけ。それが全てです。まわりは目に見えないことを言っているだけで、目に見えないモノは感じられないし、目に見えないモノを相手にする必要はない。じゃあ、目に見えるものは何かというと、次の1試合だから。そこに対して臨んでいくだけです」

 僕らはどうしても「ここで勝ち点3を加えたら・・・」と獲らぬ狸の皮算用をしてしまいがちです。選手もついついそうなりかねないだけに、「未来をあれこれ考えても仕方がないので、今に集中しろ」というわけです。

 いかにして次の試合だけに選手を集中させるかは、監督のマネジメント力も問われる部分ですからね。最近の取材では、そういう発見もあったりします。

 ちなみに風間監督は、選手としてサンフレッチェ広島に在籍していた1994年、チームの主将として1stステージ優勝経験があります。その当時はどんな雰囲気だったのか。その流れで、この話題を少し聞いてみました。そこは長くなったので本文で書いております。

では本題に。今回も試合の見どころをディープに語っていきます。

ラインナップはこちらです。

1.約3分でざっくり予習する横浜F・マリノスの戦い方

2.気になる予想スタメンと、「自分がやることは変わらないし、役割もわかってます」と語る大塚翔平。中断期間中に熟成させたベンチのオプションとは?

3.「意外性のあるプレーや、相手が嫌がるプレーをしないと崩せない」(小林悠)、「点を取っている時は、ラストパスが正確。ノリで出すのではなく、ちゃんと出すこと」(中村憲剛)。「捨てるのが上手い」マリノス守備陣のバランスとリズムを崩すために必要な要素は?

4.流れからの崩しに固執せずとも、「勝てればいい」」と言い切る大久保嘉人。勝敗のポイントは、守備よりも攻撃のセットプレーにある?

5.広島時代、主将として1stステージ優勝経験のある風間監督に、当時のチームの雰囲気を聞いてみた。「あのときは若い選手ばっかりだったから、みんなが何かに頼っていたよね」。

以上の5つのポイントを、約5500文字で語っています。試合の見るべきポイントを把握したい方は、ぜひ読んでみてください。

では、スタートです。


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