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#010 言い方を変えたら、子供が勉強し始めます。★内発的、外発的動機付け★

内発的、外発的動機付けを適切に付与

褒めてもらうために勉強すると、すぐ疲れるよ。

幸せな想像をしてみましょう。

子供の成績がぐっと上がりました。

長い間努力した甲斐がありました。

お父さんとお母さんは嬉しくてお金をあげます。

またはおもちゃを買ってあげたり、服などをプレゼントします。

明らかな愛情表現です。

ところが、この行為時こそ、子供に弊害になりやすと言われてます。

教育専門家のほとんどがそう指摘します。

お金やプレゼントが悪い動機になりやすいです。

人を動かす動機には2種類があります。

それは内発的動機と外発的動機です。

勉強する理由は自分の心の中にいると内発的動機付けです。

自尊心、満足感、達成感などを得ることが目的であれば、子供は内発的動機付けに基づいて勉強します。

非常に理想的な姿です。

このように言えば、内発的動機付けを持っている子です。

小遣いやプレゼントは要らないです。

勉強が好きでするんです。

私は私の可能性を完成す広げるために勉強してます。

勉強するのが楽しいです

一方、勉強する理由が外部にあれば、それが外発的動機付けになります。

外発的動機付けになるのは賞賛、お金、プレゼント、成功などです。

また叱られることを避けようとする気持ちも含まれます。

お金や賞賛を望んで勉強する子供は外発的動機付けによって動くようになります。

外発的動機付けが強い子供たちは、こう言います。

ママとパパに褒めてもらうために勉強している。

頑張らないと。成績が悪ければ叱られる。

成績が上がればお小遣いをくれるので頑張っています。

必ず一番になりたいです。

友人が私を高く評価してくれるのがうれしい。

上記のように言う子供は内発的動機付けのために勉強するのではありません。

外から与えられるご褒美のために勉強するので、外発的動機付けがある状態です。

教育専門家がほぼ100%に同意するのは、外発的動機付けのために勉強する子供たちは、成長しないということです。

幼い頃はご褒美が効果を上げますが、外発的動機付けは長持ちしません。

おもちゃが欲しくて、微分・積分を勉強する子供はいないでしょう。

難しい高学年の勉強をするためには、内発的動付けが強くなくてはなりません。

「自分が成長して満足するために勉強しなければならない」と考えている子供たちは、パワフルな機関車のように長く走り続けることができます。

以上は、教育心理学の公理(証明する必要がない自明の真理)のようなものです。

ところが、現実はちょっと違います。

勉強ができる子供たちも、ほとんど外発的動機付けに引きずられます。

「勉強の神様、千個の秘密」の著者ガン・ソンテ氏が「勉強の神様」と呼ばれるソウル大学生を対象にアンケート調査をしました。

約300人の大学生に「なぜ勉強したのか?」という質問をしたところ、複数の回答が得られました。

1位、将来の夢のために(18.6%)、2位、負けたくなかった(16.6%)、3位、周りに認めてもらうために(7.8%)、
4位、学習することで自分を伸ばす( 6.4%)となりました。

1位「将来の夢のため」は、多くの場合、高所得の職業を意味するので、外発的動機づけに近いと言えます。

2位と3位は条件なしに明らかに外発的動機に該当します。

他人に勝つためとか、他の人に認められるために勉強したとしたら、学習の動機は、自分の心の外にあるものだからです。

それが良いか悪いかはともかく、これが現実です。

内発的動機づけ(自尊心、満足、成長のやりがいなど)を持つことが理想的ですが、

ほとんどの子供たちは、外発的動機づけ(お金、良い仕事、肯定的な評価など)によって勉強する辛さに耐えます。

親御さんも外発動機づけを好む傾向があります。

試験勉強が始められない子供に、どのように声かけをすべきでしょうか。

「お前の夢を実現するために勉強しなければならない」も理想的なアドバイスですが、速効性がありません。

「成績が上がったら良い物をあげる」は、速効性があります。

親御さんたちは普通、後者を選択します。

ところで、外発的動機づけは「絶対悪」ではありません。

「必要悪」である場合が多々あります。

例えば外発的動機づけは、多くの場合、内発的動機づけを導き出します。

小遣いをやると言ったら子供が数学の勉強を頑張ったとします。

最初は嫌だった数学の勉強が面白くなってきます。

自信もつきます。

このような場合、お小遣いをやるという報酬が良い結果に繋がります。

外発的動機づけが内発的動機づけの呼び水の役割をしたのです。

また、「成績が上がれば、友達に羨ましがられるよ」と励ます親も少なくありません。

しかし、それは良い方法ではありません。

その言葉には「成績が落ちれば友達からバカにされるぞ」という意味が隠されているからです。

しかし、周辺の評価を完全に無視することはできません。

周辺の評価に振り回される必要はありませんが、他人の視線を気にすることは、韓国では必要とされる社会性です。

「勉強の神様」のように「周りから認められるために」勉強するのも悪くないという意味です。

韓国の親は動機づけに限っては、ダブルスタンダードでいかなくてはならないというのが結論です。

内発的動機づけと外発的動機づけを適当に混ぜて子供に植え付ければ、悪い結果にはならないでしょう。

たとえば、達成感の喜びを伝え、時にはお小遣いもやる必要があります。

「猛勉強」すると成長の喜びが味わえると言いながら、同時に周囲から羨望の眼差しで見られることも伝える必要があります。

#011は来週以降に送ります~
子育ての親御さんに少しでもお役に立てると嬉しいです。
육아를 하는 부모들에게 조금이나마 도움이 되었으면 좋겠습니다.