サンライズ
名古屋市内中心部で飲んでいると、この辺り独特の特徴だと思うのだけれど、留学生らしい外国人のアルバイトの若者の姿がかなり目立つ。
まだ日本語が拙い子たちも多いので、オーダを取るのも会話するのもややぎこちない接客なのだけれど、まあ、客の方も慣れてるのか、多少のことで怒ったりクレームをつけたりするのを見たことはない。
が、しかし。
このお店は別の意味でひと味違った。
東南アジア系らしき男の子が、一生懸命カウンターの中で仕事をしてるその向こう、串がいっぱい突っ込まれた、名古屋名物のどて焼きの鍋の前にどっかりと鎮座ましましている名物女将。
彼女が鋭い目で睨みを効かし、アルバイトが言い間違いやうっかりミスをするたびに、鋭い叱責を浴びせるのだ。
いや怖い怖い。
こちらも恐縮して、瓶ビールを頼んだのにジョッキの生が出てきても、
「あ、これでいいよ・・・」と、おとなしく生を飲むのである。
がんばれ留学生。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?