見出し画像

元祖どて焼き 下條

寡黙な店主が黙々とカウンター内で仕事をしている印象の老舗。

座ると当時に、一人前の3本のどて焼きが自動的に出てくるシステム。まずは瓶ビールを。

名古屋のどて焼きとも、関西のそれとも趣が違う、シロとかレバーを串に刺したものが出てくる。美味い。

追加でどて玉子。

紙面を四等分で裁断したスポーツ新聞紙の束が天井から吊られているカウンター。

どうやらこれがお手拭きの代わりらしい。
つまりこれでタレの付いた手を拭くのだ。
大坂なおみが載った一枚をちぎり取る。


メニューには梅ワリと、ぶどうワリ。
このお店ではいわゆる梅シロップではなく自家製の梅酒で、ぶどうワリは甲府らしく白ワインで割っている。更にそれを炭酸で割ったアレックス。そして謎のボルス。

続いてセンマイ刺し
この食感がたまらん。

振り返ると小上がりの壁にはには年代モノの時計とともに、お面が並ぶ。

人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?