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なぜスタイリストに惹かれたのか


スタイリストさんだって共に年齢を重ねていく

制服メインの人生から、自分で服を選ぶようになったのは大学生になった時。
CamCan全盛期で長谷川京子を始め、押切もえや蛯原ゆり、山田優などのモデルが次々と誌面を飾っていく。それと同時に私は「スタイリスト」という肩書きの人を知ることになる。
当時を思い出すと、亀恭子、金子綾、入江未悠(敬称略)あたりが私が愛読していた頃のCamCanのスタイリスト。もちろんその時のモデル同様に時の人だった。その後それぞれに人生を進んでいって(結婚されたり、出産されたり、離婚されたり)活躍する場も当然変わっていく。

それでも当時憧れてみていたスタイリストさんたちだから、私としてはこのご時世にYouTubeやインスタで生のスタイリングやお買い物記録を知ることができることになり、再びチェックすることになる。
年齢も近しいから、スタイリングも楽しみ。


私がスタイリストさんのファッションが好きな理由

全部に理由がある

好きなスタイリストさんたちは、きっと山ほどの服に接して、ファッション業界が長いのだろうけれど、その中でもうすっかり「私らしい」というスタイルを確立されているのが素敵だなと思う理由だ。

服を「消費する」というよりも「選ぶ」ということができるスキルを持った人だとその様子を見せてもらえるのが楽しい。

もちろん自分にとって似合う服ではないけれど、数ある服の中からそれを選んだ理由を想像するのが好き。(理由をご自身のYouTubeなどお話しされることもあって、直接聞けることもある。それも楽しい)


頭の先から爪先までトータルで手を抜かない

当然のことながら、髪型から靴まで、理由のあるコーディネートに違いない。
雨ならこの靴!みたいに制服化されている部分もあり、それに気づくととても参考になる。それにお気に入りのアイテムはずっと登板し続けている。


私がチェックするスタイリストさん2名

佐藤佳菜子さん

きっとたくさんのハイブランドバッグもお持ちだろうけれど、何より自分の好きを貫いて「顔ナシバッグ」という名品を編み出した。
MAISON CANAUのバッグを個人的に愛用されているうちに、MAISONCANAUの別注バッグを作ったりPRするようなことになったようだ。(好きが周りに広がるってこういうことか!)

ちなみに私もこのバッグ気になっているけれど、試着した結果、肩にかからないデザインが今の子連れスタイルには合わないため、断念している。


あ、この秋横長ボストン型で肩掛けできる形も登場したが私には合わなかった。
(試着って大事)


金子綾さん

ロングスカート派の私が、パンツ派の金子さんの服を見て欲しいと思うことはあまりない。それでも小物とか、ときめいたアイテムについて、嬉しそうにお話しされるところが好き。そしてブラック派の金子さんのトーンが見ていて落ち着く。
小物もアクセサリーも主にハイブランド系なことが多いけれど、それをモノトーンのお洋服に合わせている様子が眼福。
(スタイリストさんの持ち物は、結果的に名品なのか・・)


自分スタイルを発信し続ける


世の中にはスタイリストさんがたくさんいる。
大草直子さんも、かなり有名だろう。
だけど自分のスタイルに近い人をフォローしたくなるんだなあ。
大草さんのイエベ寄りなイタリアンマダム風な装いは私にはまだ程遠い。

金子さんと佐藤さんは「日本人」というきっちりさが残っているのと、日常服の紹介が多いので、ピンヒールやアクセサリージャラジャラ、実用的ではないハイブランドチョイスなどの装いをされない。
フラットシューズあり、スニーカーあり、なのが有り難い。
それでも体型の変化にあった「見え方」は絶対的に厳しい基準を持っている。
それがきっと私にとって親しみやすいのかなと思っている。

スタイリストという職業に憧れていたのは、ファッションが好きということよりも
きっと「たくさんの中から選ぶ力」「たくさんの中から選べるという自由」だったのかなあと振り返る。
(今思えばスタイリストにならなくてもそれはできるんだけど。)

時代と流行を作ってきた彼女たちが今でもこうしてファンがいるのは、ただファッション好きというステージを超えて、「自分というスタイル」を発信し続けてくれているからなのだなと思う。

だから大事なのは「発信」ということと「自分でありつづける」ということなのだと再確認する。


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