ゲーム禁止1

株式会社石黒金属製作所の北山です。東大阪市で製缶、鈑金、溶接業をしています。

うちには、子供が3人います。上2人は男の子で、小学1年生と、幼稚園の年中です。1番下は女の子です。

コロナ禍で外にもあまり出られないので、ゲームの需要が高まり、昨年はニンテンドースイッチが手に入りにくい状況がありましたが、手に入らないとなると、気になってきて、子供に買ってやりたい、いや、自分もプレーしたいと思いだしてきて、一生懸命探して手に入れました。

それから上の子Kはポケモンのソードに熱中するようになり、真ん中の子MはAmazonプライムで色んな映画やアニメを観るようになりました。

しかし、それから部屋を片付けようと言っても知らん顔してゲームに熱中、Amazonプライムに熱中し、たまにはドライブとかして出掛けようって誘っても、ゲームするからやめとくとか、家でのんびり映画観るわと言ってノッてきませんでした。

家にいてもオモチャと、落書きした紙、折り紙、漫画が床に散乱していて、片付けても片付けても片付きません。片付けろと言ってもしらーん顔してスイッチとAmazonプライムです。

段々と腹が立ってきて、ついにこの日曜日に僕の怒りが爆発して、なんで休みのたびにずっと片付けせなあかんねん！誰が家汚してるんや！ちょっとくらい言うこと聞け！片付けろ！ゲーム禁止や！Amazonプライムも全部回収や！と言って、全部回収して、紙袋にしまいました。

子供達はシクシク泣いたり、床にうずくまって泣いたり、この世の終わりみたいな顔して足にまとわりついてきたりしました。

可哀想ですが、今回ばかりはこちらも譲らんぞ、この世は終わらんわ、反省しろ、ははは、と思って、ゲームがなくても、オセロもレゴも本も漫画もあるぞ、思考を変えて楽しめと言い残してお風呂に入りました。

お風呂に入ってる間に、奥さんが子供達を諭していました。お風呂からあがると、子供達ケロっとしてて、奥さんと本を読んだり、オセロしようと誘われたりして、有意義な時間を過ごしました。

部屋も綺麗に片付けて、文化的な生活な感じもして、いいかんじやん、ゲームなくてもいいかんじの休日なるやんとおもいました。

そしてオセロやレゴをして笑顔になった子供たちと、寝ようかといって布団に入りましたが、そういえば今日は観たいサッカーの試合がDAZNであったことを思い出し、あ、パパ、ちょっとサッカーみていい？と子供に言うと、

サッカー観るなら、Amazonプライムのみるやつテレビに挿さなきゃ観れないよ？どうすんの？と言われました。

そ、そうですね、すみません、このサッカーの試合だけ例外的にAmazonプライムでみせてもらえませんかね？禁止と言いましたが今回ばかりはお願いします。

と僕が言うと、子供達は、はぁ、仕方ない、テレビでみてもいいよと言ってくれました。

すみません、すみません、優しい子供さん達ね。

いそいそとファイヤースティックをテレビに挿させてもらい、無事サッカーを鑑賞することができました。

試合も勝ったし良かった良かった。

いやん、僕、威厳ないわぁん。

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