事務所の建替え
株式会社石黒金属製作所の北山です。東大阪市で製缶、鈑金、溶接業をしています。
事務所の建替えの工事がはじまりました。引越ししながら、通常の工場運営もしているので、てんやわんやしています。
石黒金属の事務所はもう築60年くらいになるのでしょうか、はっきりとはわからないのですが、元々アパートだったと聞いています。遠目に見たら廃墟、近くで見ても廃墟。どこから見ても廃墟です。
床は抜け、壁はひび割れ、屋根は垂れ、2階は平衡感覚がおかしくなるくらい歪んでます。ホラー映画の撮影にもってこいの場所です。
ちなみにホームページにも恥ずかしいので建屋の写真は載せてませんでした。
よくもまぁ、ここまでかつての石黒金属の人々は放置していたものだとおもいましたが、今はもう他人事ではいられません。
今は建材価格も高騰し、なかなかお高いのですが、昨年の大雨の日にあちこちから雨漏して、こりゃ近々崩れるぞと思い、数年前から企画していた建て替えを実行することにしました。事務所はお金生まないのでできるだけ安く簡素にしつつ、過ごす従業員さんたちが居心地良くなる様に考えてます。
ものすごいホコリと、ものすごいゴミが出てきて、整理も大変でした。それでも数ヶ月後に綺麗な建屋になるんだと思うとウキウキします。
従業員さん達は、しばらく不便になるのに、文句も言うどころか、色々積極的に動いてくれます。そんな姿を見て、良い従業員さんに恵まれてるなと嬉しくなります。
事務所も古くて汚いですが、工場も手狭になってきてるので、まだまだ改善していくことがあります。
とはいえ、日々過ごしていると古くて汚い環境も住めば都で、愛着が湧き、居心地良く感じてしまいます。古くて汚いけど、居心地良くて建て替えなくてもいいかって感じで60年と流れてきたのかもしれません。なのでボロい建屋にも愛着と感謝の気持ちがあります。今までありがとう。
今日言うて明日とかなかなか難しいこともありますが、千里の道も一歩からなので、コツコツやろうとおもいます。
完成図の画像みてウキウキしときます。
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