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チェックインは事前オンラインが鉄則【ポルトガル旅行 振り返り編1】

2023年9月末、
1週間のポルトガル旅行(厳密には5泊8日)から無事戻って来た。
21時過ぎにはアパートに着き、
荷ほどきとお風呂と洗濯を済ませて、就寝。
翌日からは在宅ワークと日課のスポーツジム通いを再開し、
いつもと変わらない日常を過ごしている。
今から思えば、出発前は些細なことにあれほど大騒ぎしていたのに、
終わってしまうとあっけなく、本当に旅行に行ってきたのか
すぐには実感がわかなかった。

ということでここからは後日談。
旅の余韻的な意味で、個人的な記録を残しておく。
情報が細かすぎて「誰得?」な部分も多いが、
お付き合いいただけたなら幸甚の極みだ。

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旅の始まりは
ターキッシュエアラインズ21時55分羽田発イスタンブール行き。

出発当日、定時の18時ぴったりに仕事を終わらせ、空港へ向かう。
順調にいけば出発の約3時間前に到着できる。

時期や時間帯にもよるのだろうが、
空港は出国する人で大混雑と聞いていたし、
空港に行くまでの電車が遅延する可能性も
排除できないので(遅延は以前経験済み)、
想定外の出来事が起きても態勢を立て直せるよう
余裕を持って行動したかった。

満員電車の中で、スマホに入ってくる
会社からの問い合わせにため息をつきつつも、
対応を終えると、いよいよ旅が始まるという独特の高揚感が湧いてきた。

ちなみに、スーツケースは宅急便で空港に送っておいた。
事前に荷物を送るような優雅で余裕のある選択は、今回が初めてだった。
ラッシュアワーに特大スーツケースを持って
公共交通機関を利用するのは、どう考えても周囲の迷惑だし、
駅の階段の上り下りなどで、無駄に体力を消耗したくなかったからだ。
フットワーク良く移動するのに、宅急便の活用は大正解だった。

電車は順調に第3ターミナル直結のホームへ滑り込んだ。
出発ロビー階にある運送会社のカウンターで荷物をピックアップして、
意気揚々とチェックインカウンターへ向かう。
とそこには、まだカウンターが開いていないのかと思うほどの、
長い行列ができていた。

私は前日の夜にオンラインチェックインを済ませていたため、
スーツケースを預けるだけでよかったが、
列の最後尾が1カ所しか見当たらなかったのでおとなしく列に並んだ。

列は一気に進んだかと思うとまた止まるを繰り返した。
いきなりの大行列にテンションが下がりそうになるが、
ここに並んでさえいれば、
とりあえず飛行機には乗れるだろうという安心感もあった。

パスポートや旅程表などを手におしゃべりに興じる人たちを見ていると
「ああ、これこれ、この雰囲気」と、懐かしい思いがこみ上げてくる。
私も表向きは冷静を装っているが、心の中では小躍りしそうな気分だった。

しばらくすると地上係員の誘導があり、
「オンラインチェックイン」と表示されたレーンの最後尾へ案内された。
私の前に並んでいる人の数は、
隣に延びている列のそれと比べると、圧倒的に少なかった。
つまりチェックインをまだ済ませていない人が
ほとんど、ということを意味していた。

ここで思い出すのは「座席指定問題」である。
私は希望する座席(通路側できれば機体前方)を確保するために
指定料金を支払った。しかし実際に当日空港に来てみると、
出発数時間前にチェックインをする人が大勢いた。
ということは、指定料金を払わずとも
希望の座席は確保できたのではないか。

もちろん、乗り継ぎに十分な時間がないなどの場合は
機体前方席を事前に確保しておいた方がいいだろう。
けれど単に通路側や窓側を希望するなら、24時間前から始まる
オンラインチェックインの際に余裕で指定ができそうな気がした。

とはいえ、仮に団体客が入ってブロックされると
恐らくこのセオリーは通じない。
そう考えると、心配性の私は
次回以降も指定料金を払って座席を確保しそうな気がしている。
座席指定をするかどうかは、私にとって毎回悩ましい問題になりそうだ。

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オンラインチェックインの列に回してもらったおかげで、
そこからはすぐに自分の順番が来て荷物預け完了。
そのまま保安検査(手荷物検査)と出国審査をすいすいと抜け、
制限エリア内に。マラソンで言う「先頭集団」に入ったようなものだ。
時計を確認すると19時30分を少し過ぎたところだった。
空港到着から30分程度で制限エリア内に入れたのは、
もちろん時間帯も関係していたのかもしれないが、
やはりオンラインチェックインが効いたのだと思う。

洗濯物さえインスタレーションか何かのように見える

往路のスムーズさに気をよくした私は、復路便でも座席を購入し、
前日にオンラインチェックインも済ませておいた。
ターキッシュから送られてきたPDFをスマホに保存し、
QRコードの部分を拡大してスクショを撮った。

ポルトの空港ではしかし、スクショの出番はなく
荷物を預けた際に、係員から紙のチケットを渡された。

日本の国内線でも電子チケットが当たり前になっている昨今、
思いがけず対面した紙チケットは、
まるで数年ぶりに再会した旧友のようだった。


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