金沢もりもりツアー

８時１９分上野発の「かがやき５２１号」に車内販売はない。
前日のうちに、さむさんからそう知らされていた。

ひと晩考えて、かがやきに持ち込む酒は４本に決めた。


つまみは、ひょうちゃん。

目的地の金沢まで２時間３０分。

１都６県３００㎞を、この４本で行く。

待ちに待った金沢旅行。

このメンバーで旅行するのは、
２０２１年の宮崎まおまおツアー以来だから、
なおさら楽しみだ。

東京近郊はよく晴れていて車窓からは富士山も見えた。

しかし列車が進むにつれ雪景色になり、

それが、感傷に浸るにはぴったりだった。

４時に起きたから寝てしまうかなと思ったけど、
そんなことはなくこの雪景色を見続けていた。

どのくらい経っただろう。
気づけば富山だ。金沢に、もうすぐ着く。

着いた。

金沢は晴れていた。

金沢駅

酒は４本でちょうどよかったと思う。
だって回転寿司が待っている。
それにこれから金沢在住のコピーライター吉田さんも合流してくれる。
ベロベロで行くわけにはいかない。

ちなみに金沢に来たのはこれが２回目。
１回目は大学１年生のときで野球サークルの夏合宿だった。
あんまり楽しくないなと思って合宿から帰ってすぐにそのサークルをやめた。
そしてファンキースという別の野球サークルに入った。
ファンキースでは副キャプテンとしてチームをまとめました、と就活の面接で言ったがだいだい落ちた。

さて。
我々がまず向かったのは近江町市場。

そう、ここに回転寿司がある。


人気のもりもり寿し。

金沢の回転寿司を食べてみたかったから嬉しい。

すごい行列ができているけど、ここで待ち合わせた吉田さんが先に整理券を取ってくれていた。
ありがたい。

それでも入店までには少し時間がかかるから市場を見学。

蟹

のと１１５

市場はいつも楽しい。

１１時３０分。
もりもり寿しに入れた。

まずは黒帯を３つ注文したい。

刺身は吉田さんおすすめのブリから。

おいしくてすぐに追加！

いやー、やっぱりちがいますね。
貝も。
みんな感動している。

ホタルイカもうまいよ。

ほ・た・る

えび類も到着。

さっき市場で見たガスエビも入ってる。

すごい、すごい。

どれかがガスエビ

タコも食べた。

タコ

ウニも食べた。

ウニ

楽しい。

おいしかったなー。

何皿食べたんだろう。
ずっとここにいたい。


だけど時間だ。
そろそろ次に行きますか。
さよなら、もりもり寿し。
ありがとう、吉田さん。

こうしてもりもりの次にやってきた兼六園では、

熱燗にした。

次のひがし茶屋街では、

降り出した雪

福光屋に行って、

加賀鳶にした。

あぁ楽しい時間はあっという間だ。
もう１６時３４分。

とうとう金沢での最後の一軒になってしまった。

八兆屋さん

金沢最後の乾杯

今回は日帰り旅行。

駅ナカのここでほんとに最後だ。

少しさみしい。


でも、さむさんの立ててくれたプランのおかげで
金沢をとても満喫できたから未練はなく。

清々しい気持ちで東京行きの新幹線に乗って

全員寝た。

上野で降りて、
東京駅まで行くメンバーを見送って旅が終わった。

金沢まで日帰りでは忙しいかなと思ったけど、
ぎゅっと濃縮されていてとてもよかった。
なによりあした日曜日で休みなのがいい。

ありがとうございました！
金沢、また行きたいな。

旅は終わっても、１日経った今も、なにかはずっと続いている。