闇の世界に足を踏み入れようかしら。
こんにちは。
私は全国転勤のある小売業に約20年務めている者です。
趣味はダイエット。某短期間でやせると言われているダイエットジムへ3か月通い一気に▲9キロ痩せましたが案の定リバウンドしてプラマイゼロ。
ダイエットは短期間ではなく日々の暮らしの小さな事から積み上げていくもの。そしておいしいものはカロリーゼロのスタンスで行かないと続かないのだ。なんて言い訳をしている毎日です。このダイエットジムは痛い出費でしたがいい勉強となりました。
現在はスポーツジムへ行き、適度な運動。ジム仲間の影響で自分の知らない世界が広がっています。最近はゴルフ、登山、バレエにはまっています。ダイエットは楽しくなくちゃ続きませんね。
「新しい事を始めるのに年齢は関係ない！！」
まさにこの言葉通りです。
こんなに趣味をもって仕事はしているの？と感じるかと思いますが、遊んでばかりいるわけではありません！仕事内容はお客さまの疑問解消、負の解消をして笑顔で帰っていただく事が私の仕事です。スーパーで「この商品どこにあるんだろう？」「遠くに住んでいる孫にプレゼントを贈りたい」「従業員の態度が悪い」「子供がいなくなったんで探してください」「あそこで人が倒れている！」などお困りごとを相談する場所です。
社員1名＋パート6名の部下を持つ中間管理職でしたが、つい先日上司のM課長から「新しいこの部署も兼任してくれ！」と言われ新たにパート6名を迎え入れ13名の個性豊かで愉快な仲間とともに日々奮闘しております。
新入社員時代の私
時を戻して、北海道出身の私が新入社員として配属されたのは大仏や鹿で有名な奈良県でした。北海道あるあるなのでしょうか？北海道の場所はある程度理解しているものの、本州の地理はワケワカメ。
地図を開いて一言。
「ほう・・。こんなところに奈良県があるのか。いざ！出陣」
奈良県の店舗を1年経験し、まだまだヒヨコの私に辞令発令。お次の店舗は、栃木県。さあ、地図を確認。
「ほう・・・。こんなところに栃木県があるのか。いざ！出陣」
栃木県の店舗を経験し、ヒヨコに毛が生えてきた私に辞令発令。
お次の店舗は、滋賀県。ええ、地図です。その後も、愛知、大阪と転勤の度に地図を見て場所の確認。慣れてくると場所だけでなく、病院と美容室、交通機関を調べることが転勤時の私の楽しみになっていました。他にも楽しみがあって、みなさんは赤いこんにゃく見たことありますか？紅ショウガの天ぷら食べたことありますか？お淋し見舞いって熨斗知ってますか？これまで当たり前と感じていたことが当たり前じゃなかったり、知らない世界がたくさんあるんだなぁ。と転勤の度に感じていました。
現在は訳あって故郷の北海道の店舗におりますが、北海道はでっかいどー！とはよく言ったものです。お客さまから「道内の〇〇市には店舗はある？」という問合せがあっても知らない場所がたくさんありました。北海道出身でも聞いたことのない市や群があったなんて・・・。転勤回数は多い方だと思います。また、大きい会社なので様々な業態、部署も経験しました。店舗経験のほかにストアサポート部、人事教育部。たくさんの経験をさせていただける会社に感謝です。
全国各地の人間と交流した経験～ワクワクさんとドキドキさん～
世の中には、変化を好む人間とそうでない人間がいます。
●新しいこと変化することに興味深々！！【ワクワクさん】
●良くなるなら・・。まあ、やってもいいけど・・・。【ドキドキさん】
私はいつも新しい事を始める時はメンバーをこのように分類して、ワクワクさんに始めに教育し、ワクワクさん協力の元ドキドキさんへ教育をします。現在のチームメンバーで例えるなら・・ドキドキパートAさんは開店当時から在籍するベテランで私よりも知識経験豊かですが、シニア世代でスマホ操作も落ち着いてやらないとできないタイプ。変化は苦手ですが、仕事ならしょうがない。じっくりゆっくり覚えてくれるような人です。ワクワク社員Bさんも開店当時から在籍し、入社時はパートで採用されたものの試験を受けて社員へ登用されたという頑張り屋さんです。店舗内にはいくつも部署があり、集合体が一つの店舗となるわけですが、ワクワク社員Bさんは現在の部署以外に２つの部署の経験の持ち主。この経験は色んな場面で役に立ってくれます。
ワクワクさんへかける言葉は質問形式です。
「この場合って、どうしたらいいんだろう。」
「他に起こりうるトラブルってないかな？」
ドキドキさんへかける言葉は安心する言葉です。
「大丈夫！わかるまでやろう！」
「つまづきやすいのはココ！」
「いざやってみて、困ったときはこうする！」
ワクワクさんドキドキさんから見た私
ドキドキパートAさんからは「これまでは資料読んでおいて、と渡されるだけだった。でも主任（私のこと）はできるまで教えてくれる。間違えてもフォローしてくれるから安心して仕事ができる」
ワクワク社員Bさんからは「仕事を任せてもらえるようになってから、目標や目的がハッキリしたので毎日楽しくなってきた。主任業務もできるようになってきたから早く主任になりたい」
上司M課長からは「あなたは、一人一人のパートさんの性格や家庭の事情を汲みながらシフト作成やかける言葉を変えていける。人を見ることができる人間だ。ただ、ハッキリNOと言えないことが課題だ」なんて言われています。
「主任！奈良県〇〇市に店舗ある？」
ある日曜日の大変混雑している時間にドキドキパートのAさんが声を張り上げて私に質問します。私は奈良での勤務経験があったため、すぐに返答することができました。その時、ふと考えます。もし私が行ったことのない地域を質問されたら即答できないな・・・。もし私がその場にいなかったら？
パートさんはその度にグーグル先生に聞いてご案内することになるのか。
あるいは、売場に準備している全国の店舗一覧ファイルから探すことになるのか。
【グーグル先生に聞く手順】
社内で使用している反応の悪いスマホに文字を入れて、会社のホームページをクリック。ホームページ内の「店舗を探す」から都道府県をプルダウンで選んで検索。
【店舗一覧ファイルから探す手順】
あらかじめ準備している分厚いファイルの店舗一覧表からページをめくり、指差し、目で追いながら探す。老眼には厳しい世界・・・。
こんな煩わしい手順を踏むため、ドキドキパートAさんはお客さまをお待たせするわけにいかないし、聞いた方が早いと思ったのでしょう。こんな時にドキドキさんもワクワクさんも誰でも簡単に教育をしなくても何でも知ってるロボットのようなものがあればいいのになぁ。
チャンスが巡ってきました。
こんな時にある研修に参加させていただくことができました。これまで経験がなく苦手意識しかなかったデジタル系の研修。この機会に少しでもチーム内、店舗内のちょっとした手間がなくなればいいなぁ・・。なんて考え、闇の世界へと踏み入れていく事になりました。
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