プレー解説会で明かされた「技術的スローバック」|タッチフットボール
今日は、ブーザーズのハル/ケイタ両氏の主催によるオンラインプレー解説会に参加しました。
説明会は、ZOOMを使ったオンライン会議のかたちをとり、2試合分のオフェンスシリーズを内側から解説してくれるもので、個人的には、以下の点でとても興味深い部分がありました。
戦術的視点/準備/観察
●ディフェンスの弱点を、事前スカウティングでどう見るか、試合中にどう見るかという点(状況における形、試合中の反応)
●この試合で必ずやろうというプレーの準備と、それをどのタイミングで出すかという点(狙い目、ゲームの流れ)
●OLとLBとのミスマッチをどのように観察しているのかという点(位置と向き)
技術的視点
●QBが自分の動きによって視野内のディフェンスを動かす攻撃(二次攻撃で動いてからのスローバック)
最後の、QBが動いてディフェンスの向きや重心を変える部分は、技術論として大変興味深いところです。
たとえば、レシーバーや二次攻撃のガードがフリーになることを先に感知して、一度逆方向への予備動作を入れておく一種のフェイクで、これはアメフトというよりもバスケットボールやサッカーなどで裏を取る感じに近いのかもしれないと感じました。
以前の記事でスローバックをとりあげましたが、戦術的スローバックの他に「技術的スローバック」といえる感覚があるわけです。
そして、この技術の重要な点は、QBの「予測能力(認知)」が不可欠であるという部分です。
昨今、知識の公開・共有化のフェイズに入ってきた感のあるタッチフットボール。今後、他のQBの方のコツなども知る機会が増えていくのではないかと感じました。
後日追記:QBの「機能性」について
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