タッチフットの『それ以外の部分』~スナップ前の仕掛け

タッチフットの楽しさについて、思いつきでお話しします。

この動画は、最高に楽しい、ちょっとした仕掛けのシーンです。

その仕掛けは、スナップ前のシフトです。
この状況では、ツインでセット → SFの位置が悪い(OFにとって空いていてほしいスペースをウォッチしている) → オーディブルで内レシをシフト → SFが移動・アサインメント変更 です。
※SFは3-3配置のDB3人のうち中央

何が効果的かというと、SFはシフトによって役割と視座が変わり、フォーカスポイントがリセットされます。ついでに身体の角度も変えさせます。

これはマジックでいう「フォーシング」に似ていて、OFを動かすことで、DFのフォーカスを「見てほしくない」ものから外すことが狙いです。フォーカスが外れた瞬間、そのゾーンやレシーバーはマークしづらくなります。

理想的には、あと半タイミングスナップ出しを早くすればよいと思いますが、ゲーム中のQBになかなかそこまでは要求できません。

この仕掛けで、なお感じが悪いときは、強行、または勝負所であればタイムアウトです。タイムアウトでは「思った位置取りに動かせなかったので」と伝えます。

頻繁には出さず、勝負所かDFを心理的に崩しやすいタイミングを待って引き出しを開けます。

定理:
タッチフットでは、DFの並びはOFが決められる

私たち<郡山勢>はアスリート能力に自信がなかったので、徹底的に『それ以外の部分』での優位性を追求しました。

また何か紹介できればと思います。

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