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世界との関わり方

発信する、というのはどういうことなのか考えている。
思ったこと、好きなこと、共有したいこと。
自分はこうです、と言うこと。

ブログやSNSの普及で、不特定多数の人へ向けた発信をすることはとても容易い。
この一億総発信時代に(というか、ネットの世界は日本のみにとどまらないので当然一億どころではないだろう)実は違和感のようなものが胸の底に溜まっていくのを感じていた。

違和感。
それは発信していることだけが全てであるかのような錯覚への疑問。
語られないものは存在しないことと同義?
発信した者勝ち、アピールした者勝ち?

かくいう私は気付けば自己開示が大変苦手になっていた。
リアルでもネットでも何かを声高に語るのが苦手。
好きなものはたくさんあるはずなのに、話すからには正確に理解してほしくて、その身勝手さ故に口が重くなる。
でも何も考えていない人間とは思われたくない。
口を噤みつつも、内面ではとぐろを巻いている思いがある。
我儘で身勝手で自意識過剰……メンドクサイ……

自己開示の訓練としてのnote。

口に出すと思いは明確に輪郭を持つ。
しかし、発信しない人の中にも思いはある。
それを忘れずにいたい。

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