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2021/7/10 神挑戦者決定レガシーの覚書

 7/10(土)にTCにて神挑戦者決定戦レガシーに参加してきたので、色々忘れないうちにメモ。
要旨はざっくり2つです。

1.当日の内容
2.デッキの選択理由と"自信"について

 私は最近東海から関東に引っ越してきたのでレガシー神挑戦者決定戦に参加するのは実は今回が初めてでした。住所も平日にTCへ足繁く通える場所ではないので、主に調整場所はMOです。

1.当日の内容

先に使用デッキをば。
《激情》入りの赤単ストンピィです。
赤単プリズンに分類されることも多いのですが、従来のプリズンデッキに比べて縛る要素が少ないので、自分は赤単ストンピィと呼んでいます。

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R1 GUオムニテル 〇〇- 後手
1G:お相手のコンボがそろわず、《ゴブリンの熟練扇動者》で殴り切って勝ち。この時《虚空の杯》に切られた《意志の力》のコストの《造物の学者、ヴェンセール》でオムニと判明
2G:《金属モックス》へ《意志の力》が切られるスタート、でも《猿人の指導霊》で1Tめから《軍勢の戦親分》の猛攻がスタート、お相手1G目と同じくコンボが揃わずそのままストンピィプランでの勝ち

R2 バントコントロール ×〇× 後手
Kihara_Worksで有名な木原選手との対戦。2Rめにしてボス級がでてくるそれがTC
1G:《ゴブリンの熟練扇動者》、《炎渦の部隊》を展開し序盤からストンピィプランに持っていきたかったが《終末》と《剣を鍬に》でこちらクリーチャーが処理され、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が動き始めて対処札もなく投了
2G:確か《血染めの月》で蓋したあとに《ゴブリンの熟練扇動者》、《軍勢の戦親分》で殴りたかったが《剣を鍬に》で除去られる、しかしゴブリンの置き土産トークンで殴りきれて勝ち
3G:お相手ダブマリ、こちらはマリガンなしで《虚空の杯》→《ゴブリンの熟練扇動者》と動ける順調なスタート、しかしここでさらに盤面展開を目論み《難題の予見者》をキャストしてしまい、スタックで《活性の力》で《虚空の杯》を割られ《渦まく知識》からハンドの《終末》を隠されて次ターンに盤面が崩壊。
《ゴブリンの熟練扇動者》からクリーチャーを展開して再びストンピィを行おうとするも複数の除去と《忍耐》、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》で耐えられて負け。

後ろから見ていたドラストの教主48さん(@MTG_48)に「ウーロ着地前でにハンドに持ってた《激情》をさっさと出して攻めてれば勝ってた」と指摘してもらい反省。《激情》でPWなどなどにダメージを飛ばすことなくタダ出しするのがもったいないと判断し温存したけど、コントロールデッキには攻め続けるべきでストンピィプランとその思考が一貫していなかった。

3R 5Cエレメンタル 〇〇- 先手

1G:2Tめの《血染めの月》がぶっささり勝ち
2G:《血染めの月》から相手の場に並びかけるクリーチャーをひたすら除去して《炎渦の部隊》で攻めて勝ち。ひたすら月ゲー。

4R 赤単ストンピィ ××- 先手

1G:先手で《古えの墳墓》から《猿人の指導霊》を切って《血染めの月》を貼るも《山》を置かれ、もしや……???となる。そのまま相手の《炎渦の部隊》2体に殴り切られて負け
2G:2Tめ《難題の予見者》で相手のハンドを覗き、《山》《死亡/退場》《髑髏砕きの一撃》《焦熱の合流点》×2 《砕骨の巨人》《裏切り者の都》のほぼほぼパーフェクトハンドに震える。そのままマナ源を攻めるため+《難題の予見者》で殴れ切れると判断し《髑髏砕きの一撃》を抜く。自分の《ゴブリンの熟練扇動者》を生かすためにインスタント火力か《焦熱の合流点》を抜いておけばいいものを……。
《激情》が飛んできて《難題の予見者》が死に、そのまま《砕骨の巨人》と《焦熱の合流点》×2でライフが0になり負け。

5R WUコントロール 〇〇- 先手

1G:あんまり記憶にない……。《軍勢の戦親分》を1体処理されるも《虚空の杯》を1で置いて《ゴブリンの熟練扇動者》で攻めて勝ちだった気がする。
2G:《ゴブリンの熟練扇動者》に《剣を鍬に》を打たれるもハンドにまだある《ゴブリンの熟練扇動者》と《軍勢の戦親分》で攻め込んで勝ち。

6R 土地単 ×〇〇 先手

知り合いに当たりお互いにデッキを知った状態。

1G:さっさと《血染めの月》が貼れたのに、ドローでその後のクリーチャーが一切来なくてそのまま《ヴァラクートの探検》で焼き切られて負け。なんじゃーい。
2G:《血染めの月》、《虚空の杯》を貼って《ゴブリンの熟練扇動者》で攻めて勝ち。相手の場に《暗黒の深部》があったので《活性の力》でひっくり返る可能性があり、ずっと怯えながらの勝ち。
3G:《血染めの月》、《虚空の杯》をX=2、《エルフの開墾者》を《激情》で焼き《月の大魔術師》で完全に蓋!と思うも《改良式鋳造所》からのトークンでかなり粘られる。
すでに《暗黒の深部》パーツが揃ってが相手の場にあったので、相手のハンドに《活性の力》があった場合、《血染めの月》と《虚空の杯》が割られて負ける可能性がありその場合の生命線となる《月の大魔術師》は攻撃に行けず、ひたすらゴブリントークンを《炎渦の部隊》で異形化させながら攻める状態。《軍勢の戦親分》と《ゴブリンの熟練扇動者》で最終的に物量で押し切って勝ち。

7R BGエルフ 〇×〇 先手

1G:T1の《虚空の杯》がすんなり通りこれはもろたのでは……と思ったら《アロサウルス飼い》が着地。そりゃすんなり通るわ。運よくハンドに《三なる宝球》がありエルフの村作りを止め《髑髏砕きの一撃》と《激情》でエルフ村を焼きつつ攻め切って勝ち。
2G:《髑髏砕きの一撃》でキープするも《アロサウルス飼い》と《ワイアウッドの共生虫》、《ガイアの揺籃の地》が揃ったエルフ村に隙は無くしかも《髑髏砕きの一撃》の対象を間違えて3体に対して打つというミスも犯し負け。
3G:《死亡/退場》、《削剥》、《激情》が揃った除去ハンドでひたすらエルフを除去し《軍勢の戦親分》で村に攻め込んで勝ち。

8R BGエルフ ×〇〇 先手

1G:ダブマリから土地1のお祈りハンドでキープ。と思ったら現れる《アロサウルス飼い》でまたエルフと判明。エルフが瞬く間に村を築きこちらは土地を引けず、《自然の秩序》からの《孔蹄のビヒモス》で負け。
2G:6Rめと同じく除去ハンドでキープして除去からの《ゴブリンの熟練扇動者》で勝ち。
3G:お相手が今度はダブマリ、こちらはマリガンなしの除去ハンドからのゴブリンで走り切って勝ち。

結果:6-2 オポ差で19位/180人、top16に入れず終了。


2.デッキの選択理由と"自信"について


 デッキの選択理由は、MO上で回していた時に非常に勝率がよく、かつリストへの理解度が高かったため。
 《激情》入り赤単ストンピィは知り合いのコサカさん(@yukiharahekisa)がMOリーグで5-0してリストをあげており、一目で気に入りました。そこでパンダチャレンジ(6/20)前後からMOで回し、勝ち星を重ねてメタ上での立ち位置の良さを実感。コサカさんと日々LINEでのんびりと意見を交換する日々が始まります。その中で採用カード1枚1枚への理解を深めていくことができ、当日までに満足のいくリストに仕上げることができました。

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心温まるデッキ調整風景


 ここからは大変個人的な話になるので、読み飛ばして頂いて構いません。
個人的な話であり、さらに言えば誰でも大なり小なりやっていることを自分の備忘として書いているだけにすぎません。
 神挑戦者決定戦ではtop16に入れませんでしたし、もちろんtop8にすら入っていないので世間としては大した記録ではないのですが、個人としては大きな収穫がありました。

それは「自分に自信をもつ」ことです。

私は2019年からレガシーをプレイしていますが、ずっと自分に自信を持つことができずに悩んでいました。
私の所属するチーム「てら古屋」にはレガシーの強豪プレイヤーがひしめいており、彼らは(私から見れば)当然のごとく勝利します。私はただただ、彼らと自分を比較して自信を喪失していました。
 ある日のディスコード通話で、bktkcさん(@zero_bloodri)、はなふさ(@Flow_true)師匠、ダークデプス住職(@tera_mtg)に「自分に自信が持てなければ、それはプレイングに出る」と言われ、「自分に自信をつけること」について考えさせられることになります。

 自分に自信がない場合、自分の判断が信用できません。それは、ゲームにおけるプランニングができていないことに他なりません。つまり自分が何をしたいのか、どうやって勝ちたいのかが分からず手なりで何となくカードを出す、根拠に乏しいプレイをしていることになります。
 プランニングは知らない場所へ行くときに紙の地図を見るのと同じで、自分が現在どの地点にいて、どこを目指しているのかが分からなければ目的地にはたどり着けない。偶然にも目的地は目と鼻の先で苦も無く到着する(有利マッチや相手の事故)こともあります。また、毎日通勤で使う徒歩10分の最寄り駅が目的地で、どんな道を辿っても到着することが可能(自分が得意なマッチ)なこともあります。しかし、いつも目的地は近いわけではなく、見知った場所ではありません。ので自分なりの地図を用意、または描けるようにしておく必要があります。地図があって自分がどう行けばいいのかが分かっていれば迷わず、自信をもって進むことができます。

(プレイングとプランニングについては、昔師匠から紹介されたDN(https://homahi.diarynote.jp/201403160025166299/)を参考にしています)

 では、実際にどうやって私は自信、すなわち自分の地図を獲得したのか。
ざっくり言えば以下となります。
・得意なストンピィデッキにおける自分のプランを確立し、MO上で検証し確認した

 私は1年半程度赤単プリズンやエルドラージストンピィなどのストンピィデッキを触っていた経験があります。加えてここ半年ではMO上でデルバーデッキなどのいわゆる青いデッキを回すことで、ストンピィデッキに何をされたら嫌なのか、何が負け筋になるのかを知識として蓄えました。また直前に有識者へデッキについて相談し、意見を交わすことで自分の理論を人に話せるようになりました。
 また先述したように、MO上での戦績も満足のいくものでした。自分の立てた仮説に基づいてデッキを回し、改めてこのデッキを使うことが得意であり、一定の実力があると胸を張ることができるようになりました。負けた試合は内容を振り返り、どこで自分がどう判断してミスをしたかを分析し、神挑戦者決定戦までに環境上に存在する各レガシーデッキに対してプランを立て、言語化してまとめました。

 言葉にしてみればこれだけです。単にたまたま環境で自分の得意なデッキが強くて、誰でもやっているプランの言語化を行ったに過ぎません。それでも、自分なりの方法で調整し、プラン立て、満足のいく結果を出せたことによって、自分のやったことにようやく自信を持てるようになりました。

 今回のnoteは、可能であれば次回にもこの経験を生かしたく思い、文字にしたためたものです。使用したデッキのプランニングやメタ上のデッキへのサイドボードなどなどについては、また気が向いたら書きます。

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