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株式会社アイセック設立について

お世話になっている皆様へ

私事ですが、2011年に創業したリンケージを2019年12月で退任し、地元新潟にて新潟大学医学部とともに株式会社アイセックを創業しました。

 株式会社アイセック
 https://iseq.co.jp/

 対談記事
 https://iseq.co.jp/insight_talk/12/
 (共同で設立した曽根教授との対談記事です)

 応援コメント
 https://iseq.co.jp/recommend_voice/
 (熱い応援者から有難いコメントを頂きました)

<想い>

 先日、東京でお世話になった方の予期せぬ死別がありました。
 生前かけていただいた言葉や、壁にぶち当たった時の激励メールを読み返しながら、深い悲しみと悔しさと対峙しています。
 より一層自分の使命を貫こうと思う今日この頃です。

 親族や大切な人の死に寄り添った経験が無い人の方が少ないと思います。
 「与えられた寿命は最期まで健康に全うしたい」「平均寿命くらいまでは生きていてほしかった」という思いは誰しもが持つものだと思いますが、私は15歳の冬に剣道の恩師の別れとともに「その想い」を与えられました。

 前職では、健康支援や診療が必要だが、直接アクセスできない方々に対しオンライン診療を活用した特定保健指導や日本初の禁煙事業を開発し、今では日本でトップクラスの契約数と実施数となりました。医師法改正の規制緩和提言も行いながら一定の新たな文化を構築できたと思います。
 これは、私個人だけの力ではなく、社会や顧客の課題に寄り添い続けることができた結果、同じ想いを持った多くのお客様と、当時の社員のおかげで実現できたものでした。

 挑戦する前からあきらめることが苦手な性分なので、お客様やパートナーには心配ばかりかけましたが、「真剣に整理して、関係者の皆が自分ごととして一枚岩になれば、世の中の課題は描いた範囲で変えられる」という経験もさせていただきました。

 すべては多くの失敗と一握りの成功を積み重ねた結果でしたが、何度失敗してもずっと応援してくださった健保の方が一年半前に亡くなり、ご自宅の仏壇前でご家族と話しているときに、「木村の良いところは、自分の使命に対して一途でブレないバカ正直な姿勢で、絶対に周囲をダマさないこと」とおっしゃられていたことを伺い、受注後の顧客規模による売上見込みを考えるよりは、一人一人の禁煙成功者を思い浮かべながら本人や家族が健康になっていく未来を想像し、嬉し涙が込み上げてくる方が自分らしいことに、あらためて気づかせてもらいました。

 自分で創業した会社を譲ることは苦渋の決断でしたが、東京で資産を増やすことや地位を維持するよりは、応援してくださる方々や家族や自分自身に対して正直に正々堂々と使命の実現に向けて挑戦することを選択しました。

 新潟に帰ってきてからも、熱い想いを持ったお客様や、素敵なパートナー企業さん達に恵まれ、契約も少しづつ頂けるようになりました。

 人生において本当に大切なことは多くはないと思っています。
 大切な家族や親族の近くで、より着実に、より明確に、より狭く深く根を張って、5年後10年後に挑戦できるよう、次世代に正しい健康づくり文化を紡いでいけるよう、新潟大学医学部で博士号取得を目指しながら、事業と勉学を両立させ、多くの研究や論文を社会実装し「日常の生活をしながら健康になれる文化」を一つ一つ創っていきたいと思います。

<プライベート>

 大学院の幅広い医学領域の勉強に四苦八苦しながらも、学んだ知識が新たな課題の着眼点や発想を与えてくれ刺激を受けています。

 新潟での暮らしはとても良いです。
 父、母、祖母、親族、妻の家族のみんなと共に、楽しく食事しながら笑顔を交わす機会も増えました。
 ばあちゃんの笑い泣く顔をたくさん見れるのは孫としてばあちゃん孝行できてるかなと思えたり、父ちゃん母ちゃんとの接点も増えることは、何事にも代えがたい幸せな時間です。
 愛煙家だった父ちゃんや親戚や剣道部の後輩が禁煙したことは密かな喜びです。

 生活スタイルは、地場の野菜や魚は市場で仕入れて、多くの花々や野菜が育ってきたベランダでガーデニングを楽しみながら、自宅から徒歩1分の日本海で海岸線を散歩しながら優しい温もりを感じる夕日を眺め、新潟の温かさにほだされいます。

 新潟はコシヒカリや日本酒だけでなく、美味しい食材や、海、山、川に恵まれた本当に生活するには良い環境です。
 Uターンを考えていたり、コロナが落ち着いたら新潟に遊びに行きたいとお考えの方、いつでもご連絡ください。

<最後に>

 前職のリンケージは後任の役員達や顧問、スタッフ達が日々頑張っております。変わらぬご愛顧賜れますようお願いいたします。
 https://linkage-inc.co.jp/

お世話になっていた皆さんへ
 今はしっかりと勉強して、より多くの未来の方々へ、健康を介した社会貢献ができるよう挑戦と努力を続けてまいります。
 新潟にお立ち寄りの際は、いつでもお声がけください。

新潟のみなさんへ
 これからお世話になりますが、「日本人として」というよりも、「新潟県民として」しっかり着実に健康な風土づくりを軸に地域貢献していこうと思います。
 そして、新潟発の健康支援文化を一つでも多く伝えていき、次世代の健康文化構築に努めていきます。
 ご指導ご支援賜りたく、よろしくお願いいたします。

木村 大地 拝




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