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2020年9月13日 待って、やってきて、通り過ぎる

まもなく新しい1週間が始まる。来週は楽しみにしていることがたくさん。


氷魚くんと佐助さんの舞台の幕が上がる。ソーシャルディスタンス分の席も開放するのかな。
いろんな思いを背負って立った舞台のその上から、やって良かったと思う景色を見てもらいたい。何を持って良いとするか、それすら考え方を変えていかなければならないのかもしれないけど。
役を生きそのために積み上げた努力とそれでも透けて見える演じ手そのものの姿、それを目の当たりにできる劇場という場を、演じ手の動きや声で動き熱を帯びる空気を共有し、立ち上がれなくなるほど圧倒されてしまう演劇という場を、体感できる喜びがもう目の前なんだと思うと震えてしまう。ピサロからまもなく半年、仕方ないという言葉で、それどころではないという言葉で蓋をした想いが溢れる。

舞台に対する氷魚くんと佐助さんの思いが語られた記事が出ているけど、なぜか直視できないでいる。さらっと読むだけ。
じっくり読んで彼らの思いを受け取ってしまって、もしも万が一またどうしようもない理不尽によって望まぬ事態がやってきてしまったら。好きな人たちが悲しむことになってしまったら…あぁ、無理だ。
楽しみにしていることが、創る側にとっては目標としていることが、本当に叶うのかわからない不安を抱えて過ごすことが普通になってしまうのかな。いつどうなるかわからないという覚悟というか刹那というか、それはそれで儚い艶っぽさみたいなものを持っているんだけど。


15日にはWOWOWで「こんな夜更けにバナナかよ」、TBSで「おカネの切れ目が恋のはじまり」。18日は「星の大地に降る涙」(すごくすごくすごく楽しみ)。楽しみにしていることが終わった後の寂しさを思うと、その時間がきて欲しいようなきて欲しくないような、だけど。


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