まさにアメリカンポップスの大御所。1982年99位。Through the Years Kenny Rogers
今回は1982年のビルボードチャート99位に入った、ケニー・ロジャースの"Through the Years"をご紹介します。この曲は、アーティストの人生を振り返るような歌詞が特徴的です。メロディーはゆったりとしたバラードで、ロジャースの温かみのある歌声が心に響きます。
スティーブ・ドーフとマーティ・パンザーによって書かれ、ライオネル・リッチーがプロデュースしました。ケニー・ロジャースのアルバム『Share Your Love』からのシングルとして1981年12月にリリースされました。
「Through the Years」は、穏やかで感動的なバラードです。曲のテーマは、長年にわたる愛と絆の強さを称えるもので、歌詞は「あなたと一緒に過ごした年月を振り返ると、どんな困難も乗り越えられた」といった内容です。特に「Through the years, you've never let me down」というフレーズが印象的で、長い間支え合ってきたパートナーへの感謝の気持ちが込められています。
ケニー・ロジャースは、1938年にテキサス州で生まれたカントリー歌手です。1950年代後半から活躍を始め、1970年代にはポップス界でも大ヒットを記録しました。代表曲に"Lady"、"Islands in the Stream"などがあります。2020年に82歳で亡くなるまで、60年以上に渡って活動を続けた偉大なアーティストでした。1982年は、アメリカ合衆国で初の人工心臓移植手術が行われた年でもあります。一方、日本では第二次臨時教育審議会の答申が出され、教育改革の動きが活発化しました。このような時代に生まれた"Through the Years"は、人生の大切さと愛の尊さを説いた名曲だと言えるでしょう。
といっても大御所過ぎて恐れ多い存在ですね。まさに重鎮。ロジャースさんの歌声は、まるでおじいちゃんに抱っこされているような感じになります。その反面、この曲はアイスホッケーのフィラデルフィア・76ersのチャールズ・バークレーが注目を集めたこの時代、彼らの試合のハーフタイムショーで「Through the Years」を披露したとのこと。優しく歌い上げるこのバラードで盛り上がるんですねえ。さすがカントリーソングの国。アメリカ人は何でも大騒ぎにするから大したもんだわ。
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